鹿児島県大崎町で農業の男性(当時42歳)の遺体が見つかった「大崎事件」(1979年)で、冤罪を主張する原口アヤ子さん(90)の支援者らが4月23日、都内で集会を開き、早期の再審を求めた。この事件は地裁、高裁ともに裁判のやり直しを認めたが、検察が不服を申し立てたため、最高裁で審理されている。弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士は、これまでの歩みを振り返り、書面を中心とした旧来型の「調書裁判」が冤罪を生む一因になっ