正社員と非正社員とで手当に差を設けることは、どこまで認められるのかーー。大手物流会社の契約社員が、正社員との手当などに格差があるのは違法だとして格差の是正を求めた訴訟で4月23日、最高裁第二小法廷で弁論が開かれた。労働契約法20条は、格差の合理性について、(1)業務の内容や責任の程度(2)内容や配置の変更の範囲(3)その他の事情ーーの3要素を考慮して判断するが、具体的にどのような格差が不合理かは解釈の問題