Bunkamuraが主催する、「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」が決定し、小説家や詩人、批評家として知られる松浦寿輝さんの『名誉と恍惚』(新潮社刊)が受賞した。この賞は、パリの歴史ある文学賞「ドゥ・マゴ賞」の名を冠した文学賞。既成の概念にとらわれることのない、新しい才能の発掘を目的に1990年に創設された。小説、詩、評論、戯曲を対象に、年に一度発表されるが、ユニークなのは毎年異なる一人の選考委員が受賞作を決定する点だ