「新築を買うバカがいるから売るバカがいる」。『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』(扶桑社)の著者で不動産コンサルタントの城戸輝哉氏は、本書の冒頭、そう言い切る。すでに供給過剰であり、空き家率が危険水域を突破しているにもかかわらず、増え続けている新築住宅(主にマンション)の問題点を明らかにしつつ、その責任の一端は不勉強なまま購入を検討する一般消費者、つまり「