厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、実質賃金が4年連続でマイナスとなったことが分かった。15年の1人当たり月平均の現金給与総額は前年比0.1%増の31万3856円で、2年続けて増加した。ただし、物価変動を考慮した実質ベースでは前年比0.9%減で4年連続でマイナスとなった。業種別に見ると、建設業38万217円(前年比2.0%増)、学術研究等45万4189円(同1.4%増)、複合サービス事業37