タバコの灰を畳に落としてしまったらどうする?「用意するべきものは、塩」

写真拡大

喫煙習慣がある方にとって、悩ましいのはタバコの灰による汚れです。灰は灰皿に落とすのが基本とはいえ……何かの拍子に、床に落としてしまうことはあるもの。もしもそこが畳だったら! 冷静に対処する必要があります。

畳に落とした灰をきれいにするコツを紹介します。

■ほうきで掃くのはNG

タバコの灰の粒子はとても細かいものです。落としたのがフローリングの上であれば、まだ掃除は簡単ですが、もしも畳の上だったら……適切な処理を行わないと、目の中に灰が入り込んでしまいます。こんなとき、ついやりがちなのが「ほうきで灰をはいて集める」ことですが、これはオススメできません。

ほうきではけばはくほど、畳の奥底まで灰を押しやってしまうことになります。また、掃除機で吸い出そうとする方も多いかもしれません。しかしこの方法でも、目の中の灰を完全に取り除くことは難しいのです。

■用意するべきものは、塩!

「ほうきもダメ、掃除機もダメとなると、あとは……?」と思ってしまいそうですが、実は方法さえ知っていれば非常に簡単に灰を集めることができるのです。そのために用意するべきものは、ズバリ「塩」。特別なものでなくても大丈夫です。

どこの家庭にでもある塩を、灰のお掃除に活用しましょう。

やり方は簡単。まずは塩を、灰をこぼしてしまったところに撒きます。手で優しくなじませるようにしたら、準備はOKです。灰の周囲を手でトントンと叩いてみてください。塩は、畳の上ではねるように動くでしょう。観察していると、白かった塩が徐々にグレーになってくるのが分かるかと思います。

これは、塩に含まれる水分が灰を吸着し、汚れを集めてくれているからなのです。

■最後は掃除機で吸ってOK

塩が灰を吸着してくれたら、あとは掃除機を使って、塩を吸い取ればOKです。塩は灰ほど細かくありませんので、掃除機で全て吸い込むことも可能です。畳の目にそって掃除機をかければ、苦労することなく灰汚れをきれいにすることができるでしょう。

■もしも焼け焦げてしまったら……

畳に灰を落としたときに、もしも焼け焦げを作ってしまったら……いくら灰をきれいにしても、その部分は目立ってしまいます。こんなときには、焼け焦げを目立たなくするためのケアを実践してみてください。台所用漂白剤を薄めて、焼け焦げ部分に塗るだけでOK。

焦げた部分が漂白され、色が薄くなるので汚れが目立たなくなります。

灰の汚れは適切な処置をしないと、その後の長い期間、住人を悩ませる問題になってしまいます。灰を落としたときには、「ほうき」よりも「掃除機」よりもまず「塩」を用意する!と、頭に入れておいてくださいね。