現地9月21日のアストロズ戦に先発するも、5回途中4失点で降板したマリナーズ・岩隈 [Getty Images]

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○ アストロズ 8 - 3 マリナーズ ●

<現地時間21日 ミニッツメイド・パーク>

 マリナーズの岩隈久志投手が現地時間21日、敵地でのアストロズ戦に先発登板。四球が失点に絡む岩隈らしくない内容で5回途中4失点、今季9敗目(14勝)を喫した。

 初回は四球と失策で無死一二塁のピンチを招くも後続を打ち取り無失点で切り抜けた岩隈。だが2回、一死から連打で一二塁とされると二死後、自らの暴投で先制点を許す。味方が3回に追いつき、岩隈も3回、4回は無失点に抑え、落ち着いた投球を取り戻したかのように思われた。

 しかし、この日もピリッとしない。2点リードをもらった5回、四球と安打で無死一二塁とされると、2番アルテューベに適時二塁打で1点を献上。続くカーターを敬遠で歩かせた岩隈は、4番ファウラーからは空振り三振奪う。しかし、前の打席で二塁打を打たれている5番プレスリーには逆転の2点適時打を許し、ここで降板。

 この日は4回1/3、6被安打、3四死球、4失点、防御率も3.54に悪化。3試合連続で5回を持たずの降板で、9月は今季月間自己ワーストの1勝3敗、防御率9.35。プレーオフ進出を目指すチームにとって、岩隈の不調は大きな誤算となっている。

 打線も7安打を放つも3得点しか奪えず、マリナーズは同地区4位のアストロズに2連敗。ワイルドカードを争うロイヤルズ、アスレチックスが勝利したため、痛すぎる敗戦となった。