石橋貴明、スポーツ選手たちが持つ″光と影″に「ただただ驚愕の世界」
お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が10日、東京・港区のTBS放送センターで行われた、スポーツドキュメンタリー番組『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』の収録を行った。
17日21時から放送する同番組は、スポーツ史に隠された"光と影"について、石橋自らが取材をするスポーツドキュメンタリー。第2弾となる今回は、1988年に元プロ野球選手・吉村禎章と栄村忠広に起こった悲劇とその後の人生を明かすほか、卓球の福原愛選手、プロ野球の斎藤佑樹選手の内面に迫る――という内容で、ゲストに江川卓、定岡正二が出演する。
収録後、報道陣の取材に応じた石橋は、「スポーツの世界で戦っている人は本当にすごい。色んな葛藤と戦っていて、コツコツ出来ない自分にはただただ驚愕の世界」と尊敬の念。かつて、プロ野球の世界に身を置いていた江川も、「昔の自分が経験したことをみなさんも経験されていてオーバーラップした」と語り、「光と影があるのがスポーツの世界だけど、光しか見せないのがプロ。でも、ファンの方たちは裏を見たい気持ちもあるだろうし、この番組は深いところまで見せてくれる」とアピールした。
また、定岡に「バラエティじゃないアプローチの仕方で話を聞いていて、僕らとは違う切り口が見れて新鮮で驚きだった。新しい石橋を見せていこうという意欲が見えた」と取材力を絶賛された石橋。吉村と栄村それぞれと対談した際の心境を、「最初はやりたくなかった。どういう感じで2人に切り込めば良いのか分からなくて……」と打ち明けつつ、「終わってからは話せて良かったなと。栄村さんの重荷も軽くなったと思うし、吉村さんもどっしり構えていて下さったので」とほっとした表情を浮かべていた。
テニス界では、先日、錦織圭選手が全米オープンで日本人初の決勝進出を果たすという快挙を成し遂げたが、石橋は「世界で戦う場所に、日本人が突き進んでいてすごい時代ですね。世界一になる選手が色んな競技で現れてきている」と感嘆。一方、「何かをやるとそれ以上のことを期待されるから、これからが大変だと思いますよ」と言う江口は、後輩である定岡に「違います!」と一喝され苦笑い。続けて、定岡は「世界に立ってものさしが出来るとそれがパワーになるし、大きな夢になっていくと思う」と錦織選手にエールを贈っていた。