高配当の儲かる株と損する株の見分け方と 儲かるおすすめ高配当株4銘柄を大公開!
初めて株を買うという人にオススメなのは、値上がり益を狙う株より高い配当がもらえる株だ。ほかの株に比べて株価が下落しにくいと言われる高配当株だが、さらに失敗しないためのポイントを、発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の「下げに負けない最強日本株&損する株と儲かる株の見分け方」の大特集からこっそり公開。もちろんオススメ銘柄もついてます!
大人気の高配当株選びでも
まずは業績チェックが重要
ザイ本誌でも何度も特集記事を掲載しているように、今個人投資家に大人気なのが高配当株だ。高配当株が人気の理由としては、預貯金金利の低さに加え、多くの上場企業が配当金の額を増やしてきていることがあげられる。実際、今期の予想配当金を株価で割って計算する配当利回りを見ても3%を超える銘柄は多い。
ただ、高配当株狙いと言っても、利回りだけを見て他の重要な数字のチェックを怠ると痛い目に遭う。ここでは、最低限チェックしたい3つの数字を解説しよう。
まず1つが業績の伸びだ。売上高と利益がともに前期より伸びる予想になっているかを確認したい。というのも、業績の伸びが将来の配当の源となるからだ。減収減益では現状の配当金の継続にも黄ランプが灯る。
経営陣の株主還元への対応や方針も確認!
遠藤照明と住友商事の配当利回りは3.72%
次が1年間で稼いだ利益の何%を配当に回しているのかを見る配当性向だ。さて、この比率は高いほうがいいのか、それとも低いほうがいいのか。
答えは低いほうだ。この数値が低ければ、まだまだ無理をしなくても配当を増やすことができるし、業績が少々悪くなったとしても現状の配当を維持できる可能性が高いからだ。配当性向は50%以下であることを目安にするといいだろう。
最後の1つが今期増配を予定しているかどうか。増配をするということは、そのまま経営陣の株主への還元を重視するという意思の表れととらえることができる。
この3つの条件のうち2つ以上を満たしていて、利回りが高い株こそが本当の意味での儲かる高配当株と言えるのだ。もちろん3つの条件を満たしているのがベストだ。
さて、ここからザイとプロのアナリストが選んだ高配当株4銘柄を紹介していこう。