LINEで明らかに自分のことだとわかる悪口を書かれた時の対処法
2005年くらいに「mixi疲れ」が話題になりました。
2010年くらいには「Twitter疲れ」が話題になりました。
そして現在は「LINE疲れ」「Facebook疲れ」が深刻化しています。
そんな疲れるならやめろよ!
……とも思うんだけどね。特にLINEの場合は事情が複雑なんすよ。
LINEで便利な機能の一つが「既読」機能。相手が読んだかどうかわかるので、連絡のとき大変便利です。
しかし既読になったら相手に返事を返さないといけない。既読にするのが遅れたら嫌われるかもしれない。プレッシャーが生じます。
LINEはグループチャットができるため、用途に応じて十や二十は当たり前、中には100近くのグループチャットを使い分けている学生もいます。
Aグループでは仲良くしていても、Bグループではその子の陰口を言う、なんてこともざら。
こうなるとひっきりなしに通知がスマホに現れる。「LINE通知疲れ」なる新しい疲弊の仕方もあるそうです。
じゃあもう通知切って逃げちまえよ……でも逃げたら今度は悪口を自分が言われるかもしれないし……。
ぼくはLINEでは、変なニュースやアイマスのスタンプを友達に送りつける程度しか使い方分からないので、聞いて呆然としました。
すぐ横にいるのにLINEで会話することも多いみたい、ヒミツで会話できるから。うーん、これは心折れそう。
この途方もないSNS疲れ、一体どうすればいいのか?
水島広子は『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』で具体的に答えていきます。
たとえば「LINEで友達のペースについていくのが苦しいと感じたら」どうすればいいだろう。
その答えとして「自分は天然で反応が遅い」」ということを自分のキャラにしてしまうという提案をしています。
天然ちゃんを演じるの!? と思ったらそうじゃないっぽい。
自分なりのペースを探すための自己防衛をしよう、ということ。
LINEなどで、熱中していることに対して相手がそれほど興味を抱いていないように見えると、疎外されているとかバカにされているという被害者意識が芽生えがち。
でも「自分は反応が遅い人間なのだ」「これが自分のペースなんです(ごめんねー」というのを先に出してしまう。
「あなたたちが大切ではない」という印象を与えないようにして、相手に被害者意識を抱かせずにすむ効果がある。なるほどー。
また、LINEでの悪口問題。
大人も子供も、悪口を言って仲間意識を高めることはよくあります。
それに対しての対処法はできるだけ「透明人間」になること。
無口は悪口と同罪、なんていいます。
でもネット上の問題の場合はそうではない。まずは見方を変えてみることのススメです。
まず悪口をLINEやメールで送ってくるからには、その人は何らかのことで「困っている人」だと考える。
決めつけ(悪口)に対して決めつけない。
一緒に悪口を言ったら自分も責任を負うので、言わない。
そこで「大変だよねえ」のようにイヤな思いをした人をなぐさめてあげるというスタンスに切り替える。
できるだけフラットな立場になるのは、視点を広く持つために大切です。
他にも「名前は書かれていないけれども、明らかに自分のことだとわかる悪口をLINEで書かれた」時の対処法なども書かれています。
これはTwitterでも多々ありそうですね。
それでもなお、透明人間になりきれず心が傷つく場合もあります。
この本はSNSから受ける衝撃は、実際に受けるはずの衝撃よりも大きいと強調します。
突然目に入ってくる衝撃に耐えられないのは「自分」が弱いからではない。
予期していないときに目に入る情報は、心に想像以上に大きな負担を与える。
悪口ばかりではありません。「Facebookを見たら、昔の友達が充実していた」ことに想像以上に動揺することもあります。自信がない時にはありがち。
本当ならSNSを避けるのがベスト。
でもそうもいかないときは、SNSによる衝撃の強さを留意して必要がある、とこの本は述べています。
10代にはもちろん、10代のうちにわからなかった、今Twitter・Facebook・LINEで疲れてしまっている人や、ネットが怖い人にオススメしたい本。
「衝撃」を受けた心が、いじめ、心の病、自傷などに繋がる可能性まで含めてきちんと解説されています。
イヤな感情が起きる、心にモヤモヤが残るのはなぜなのか、どうすればいいのか。
視点のスイッチを切り替えるのに役立つ一冊です。
水島広子 『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』
(たまごまご)
2010年くらいには「Twitter疲れ」が話題になりました。
そして現在は「LINE疲れ」「Facebook疲れ」が深刻化しています。
そんな疲れるならやめろよ!
……とも思うんだけどね。特にLINEの場合は事情が複雑なんすよ。
LINEで便利な機能の一つが「既読」機能。相手が読んだかどうかわかるので、連絡のとき大変便利です。
しかし既読になったら相手に返事を返さないといけない。既読にするのが遅れたら嫌われるかもしれない。プレッシャーが生じます。
Aグループでは仲良くしていても、Bグループではその子の陰口を言う、なんてこともざら。
こうなるとひっきりなしに通知がスマホに現れる。「LINE通知疲れ」なる新しい疲弊の仕方もあるそうです。
じゃあもう通知切って逃げちまえよ……でも逃げたら今度は悪口を自分が言われるかもしれないし……。
ぼくはLINEでは、変なニュースやアイマスのスタンプを友達に送りつける程度しか使い方分からないので、聞いて呆然としました。
すぐ横にいるのにLINEで会話することも多いみたい、ヒミツで会話できるから。うーん、これは心折れそう。
この途方もないSNS疲れ、一体どうすればいいのか?
水島広子は『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』で具体的に答えていきます。
たとえば「LINEで友達のペースについていくのが苦しいと感じたら」どうすればいいだろう。
その答えとして「自分は天然で反応が遅い」」ということを自分のキャラにしてしまうという提案をしています。
天然ちゃんを演じるの!? と思ったらそうじゃないっぽい。
自分なりのペースを探すための自己防衛をしよう、ということ。
LINEなどで、熱中していることに対して相手がそれほど興味を抱いていないように見えると、疎外されているとかバカにされているという被害者意識が芽生えがち。
でも「自分は反応が遅い人間なのだ」「これが自分のペースなんです(ごめんねー」というのを先に出してしまう。
「あなたたちが大切ではない」という印象を与えないようにして、相手に被害者意識を抱かせずにすむ効果がある。なるほどー。
また、LINEでの悪口問題。
大人も子供も、悪口を言って仲間意識を高めることはよくあります。
それに対しての対処法はできるだけ「透明人間」になること。
無口は悪口と同罪、なんていいます。
でもネット上の問題の場合はそうではない。まずは見方を変えてみることのススメです。
まず悪口をLINEやメールで送ってくるからには、その人は何らかのことで「困っている人」だと考える。
決めつけ(悪口)に対して決めつけない。
一緒に悪口を言ったら自分も責任を負うので、言わない。
そこで「大変だよねえ」のようにイヤな思いをした人をなぐさめてあげるというスタンスに切り替える。
できるだけフラットな立場になるのは、視点を広く持つために大切です。
他にも「名前は書かれていないけれども、明らかに自分のことだとわかる悪口をLINEで書かれた」時の対処法なども書かれています。
これはTwitterでも多々ありそうですね。
それでもなお、透明人間になりきれず心が傷つく場合もあります。
この本はSNSから受ける衝撃は、実際に受けるはずの衝撃よりも大きいと強調します。
突然目に入ってくる衝撃に耐えられないのは「自分」が弱いからではない。
予期していないときに目に入る情報は、心に想像以上に大きな負担を与える。
悪口ばかりではありません。「Facebookを見たら、昔の友達が充実していた」ことに想像以上に動揺することもあります。自信がない時にはありがち。
本当ならSNSを避けるのがベスト。
でもそうもいかないときは、SNSによる衝撃の強さを留意して必要がある、とこの本は述べています。
10代にはもちろん、10代のうちにわからなかった、今Twitter・Facebook・LINEで疲れてしまっている人や、ネットが怖い人にオススメしたい本。
「衝撃」を受けた心が、いじめ、心の病、自傷などに繋がる可能性まで含めてきちんと解説されています。
イヤな感情が起きる、心にモヤモヤが残るのはなぜなのか、どうすればいいのか。
視点のスイッチを切り替えるのに役立つ一冊です。
水島広子 『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』
(たまごまご)