【レポート】この夏、買ってみたい「タブレット」 - Xperia Z2 Tablet、Surface Pro 3など6製品
●LaVie Tab E、dynabook Tab S50、Xperia Z2 TabletPCメーカー各社からタブレットの2014年夏モデルが出揃った。その中でも特に注目したい6製品を紹介しよう。
○タブレットの製品選びで重視すべきポイントは
タブレット選びの観点で売り場を見渡したとき、去年と一番大きく変わった点は、主流だったAndroidタブレットに加え、Windowsタブレットの選択肢がぐっと増えたことだ。もちろん、Windowsタブレットよりも安価なAndroidタブレットも個性的な製品がどんどん登場している。
トレンドとしては、画面サイズが大きめのタイプが売れ筋に入ってきて、10.1〜12.0型のタブレットではノートPCと比較したくなるほど高性能な製品も登場している。機能や性能を重視するか、大きさや重さなどの持ち歩きやすさを重視するか、あるいは価格やサポート体制を重視するか。用途や利用頻度なども考えながら、最適な一台をチョイスしたい。ここではコンセプトの異なるオススメのタブレット6製品を紹介する。
○NEC「LaVie Tab E TE508/S1L」
○ビギナーの大本命! わかりやすい取説が付いている簡単タブレット
「LaVie Tab E TE508/S1L」は、1,280×800ドット解像度の10.1型IPS液晶を搭載し、家族で共用することを想定したタブレット。特に秀逸なのが、取扱説明書とは別に用意されている、起動や基本操作を図解した「かんたん! セットアップシート」だ。電源の入れ方、アプリの起動や終了の仕方など、一度覚えてしまえばなんでもない操作をA3サイズ1枚できっちりフォローしており、タブレットやスマートフォンが未経験のユーザーでも安心して導入できる。また、国内最大級の電子書店「eBookJapan」の専用リーダーを搭載し、電子書籍やコミックの読書にも適する。ハードウェアで注目したいのは、写真や文字がくっきり表示されるIPS液晶と、言葉や音楽が聞き取りやすく臨場感もたらすDolby Digital Plusの採用。動画や音楽も快適に楽しめるタブレットだ。
○東芝「dynabook Tab S50/36M」
○授業や会議で活躍するWindowsタブレット
「dynabook Tab S50/36M」は、OSにWindows 8.1 with Bingを搭載したタブレット。Androidと異なり、PCと同じ感覚で使い始められる。このモデルでは、スタンドにもなる着脱可能な専用Bluetoothキーボードが付属する。ノートPCのようにキー入力ができるので、メールや文書作成にも活用したい人にピッタリだ。便利なのが、ホワイトボードや黒板を撮影したときに歪みや映り込みを自動補正して保存できる「TruCapture」というアプリ。会議や授業に出る機会の多い人にはぜひ注目してほしい機能だ。Microsoft Office Home and Businessもバンドルされている。スピーカーは臨場感あるサウンドが楽しめるDolby Digital Plusに対応している。
○ソニー「Xperia Z2 Tablet SGP512JP」
○外に持ち出したくなるスタイリッシュ & エンターテイメントモデル
「Xperia Z2 Tablet」のWi-Fiモデル「SGP512JP」は、厚さ約6.4mm、重さ約426gという、10.1型でWi-Fi対応としては世界最薄・最軽量を実現した超スリムなタブレットだ(2014年5月現在、ソニー調べ)。画面はフルHDに対応するトリルミナスディスプレイ for mobileで色鮮やか。ソニー製ブルーレイディスクレコーダーや「nasne」で録画したテレビ番組をお出かけ時や通勤通学の電車で観るといった使い方にも向いている。しかもIPX5/8の防水性能を備えているので、バスルームで湯船に浸かりながらの読書や映画鑑賞もOK。ウォークマンで培ったデジタルノイズキャンセリング機能を搭載するなど、外出先で音楽をより良い音で聞きたいユーザーにもオススメだ。
●Lenovo Miix 2 8、Surface Pro 3、Venue 8 Pro○レノボ「Lenovo Miix 2 8」
○軽い8型タブレット! 売り切れ店が続出した人気シリーズ
「Lenovo Miix 2 8」は、重さ約350g、厚さ8.35mmで、約10時間のバッテリ駆動時間という優れた携帯性を持ち、Microsoft Office Home and Businessも標準搭載するWindowsタブレット。コストパフォーマンスにも優れており、機能・性能と価格のバランスを重視して選びたい人にオススメだ。昨年末にストレージが32GBと64GBのモデルが発売された際は、品切れする店舗が続出したほどの人気で、この夏新たに128GBのストレージを搭載したモデルが新登場。本機のユニークなポイントのひとつは、カメラを利用して自分の顔をパスワード代わりにログインできる、顔認証ソフト「Lenovo VeriFace」の搭載。単純だが、一度使うと手放せない便利機能だ。
○マイクロソフト「Surface Pro 3」(512GB・Intel i7)
○基本性能バツグン! ノートPCの代わりに使える高性能タブレット
ノートPCの代替として使える高性能タブレットを探しているなら、マイクロソフトの最新タブレット「Surface Pro 3」がイチオシ。従来モデルより画面サイズが大きい12.0型になり、CPUには第4世代Core i7を採用。ストレージも128〜512GBの大容量でラインアップし、他のタブレットとは基本性能で一線を画す内容だ。重量は800gで12.0型というサイズを考えると非常に軽く、キーボードにもなるオプションのカバーを含めても1kgを切る。また、本体だけで自立できるキックスタンドは前モデルから進化し、複数段階の調整が可能になっている。Microsoft Office Home and Businessも標準搭載。ノートPCの存在価値にまで切り込む意欲的な製品と言えよう。
○デル「Venue 8 Pro」(64G・3G SIMフリー・Office付)
○3G対応のSIMフリーモデルを用意! ハイコストパフォーマンスも魅力
「Venue 8 Pro」は、8.0型のWidnows 8.1タブレットでOfficeを搭載しながら、36,800〜49,980円という驚異的なコストパフォーマンスが目を引く。特に最上位モデルでは3G SIMフリーに対応しているのが大きな特徴で、モバイルルータを別途持ち歩かなくても外出先でインターネットが利用できる。持ち歩く荷物を少しでも減らしたい人には間違いなく魅力的な選択肢だろう。オプションで付け外し可能な保護ケースにもなるキーボード(10,279円)や、スタイラスペン(3,079円)、スタンドになるフォリオケース(4,079円)などが用意されている。
(プラスワン・クリエイティブ)
