引越し後の挨拶はいつ行くべき!? /大人たばこ養成講座

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暖かくなりはじめた今日このごろ。もうすぐ春がやってくる。新しい土地で新生活を始める人も多いのではないだろうか。そんな時、「引越し後の近所への挨拶はいつ行うべきか」なんて素朴な疑問が思い浮かぶ。1週間以内程度に行けば良い? それとも引越し当日? 

そのような些細な疑問に対する大人たちの答えが明らかになった。実はこれ、先ごろJT「大人たばこ養成講座」が全国の男女1000名に対して実施したアンケート、「OTONA100の?」の質問の1つ。都会に住んでいると、隣に誰が住んでいるかも分からない、なんて人もいるのでは? そんな近所のコミュニケーション不足は、思わぬトラブルを引き起こしたりするものだ。

20〜60代の男女1000名にこの質問を投げかけたところ、世代による差が大きく出る結果となった。60代では約53%が、「引越し当日」と回答。一方、20代で「引越し当日」と回答した人は29%にとどまっている。なお、20代で最も多かったのは「一週間以内」で68%となった。

コラムニストの石原壮一郎さんは結果について次のようにコメントしている。
「最近は引越ししても近所に挨拶に行かないケースも増えているようですが、それは大人にあるまじき手抜き。単なる儀礼ではなく、顔を見せて”けっしてアヤシイものではありません”と相手を安心させておくことで、無用のご近所トラブルを防ぐ意味もあります。こっちはこっちで、隣人がどんな人かわからないと幻影におびえなければなりません」

気になる挨拶のタイミング、正しいマナーはというと……
「行くタイミングは、無理に当日じゃなくても一週間以内ぐらいなら大丈夫でしょう」

「OTONA100の?」のアンケートには様々な質問があるが、なかには「泣き止まない赤ちゃんを許せますか?」なんて問いもある。しかもこの質問に対して「許せる」と回答したのは3人に2人だけ。えっ、他の人は許せないの!? と思いきや、残りの人は「あやせる」というさらに上級な大人回答をしていた。

この質問に用意された「あやせる」という予想外な回答に対し、石原さんは、「大人として、最初から「許せない」という選択肢はありません。赤ちゃんは泣くのが仕事であり、広く長い目で見ればお互い様です。」とコメント。 なお、「あやせる」人の割合は、20代では約4人に1人だが、60代では2人に1人近くに上り、全世代で最多。子育て現役世代より多いのは意外な気もするが、その心の余裕は見習いたい。

ビジネスパーソンにとって永遠の課題、「会社を定時に退社する際、大人だと思う帰り方について」の問いもある。結果は「お先に失礼します、と告げて帰る」が最多で全体の71.3%、次に「何かすることありますか?と確認して帰る」のが28.4%。さすがに、「忍者のように足音をたてずに帰る」という人は0.3%しかいなかった。
その中でも20代の結果に対する石原さんによるコメントがこちら。
「『忍者のように〜』は(20代では)ゼロ票でしたが、実際にそんなふうに姿を消したらヒンシュクを買うのは必至。せめて挨拶してから帰るのが、大人の最後の一線です。ただ、ここは『攻めの大人力』を発揮しましょう。終業時間に『何かすることありますか?』と聞かれたら、『ある』とは言いづらいもの。『気が利くヤツ』と評価を上げつつ、自分も晴れ晴れとした気分で帰路につけます」
ただし、
「万が一『ある』と言われたら……その時は諦めるしかありません」
そこはあくまで自己責任で。

このほかにも、「マナー違反を注意して、場の空気を悪くするのはマナー違反だと思いますか」、「いくら入っているのが、『大人のサイフ』だと思いますか」、「大人の使う『今度』とはいつ頃を示すことが多いと思いますか」など大人についての価値観を問う質問がズラリ。

「大人とは何か?」「マナーとは何か?」についての各世代の考え方が浮き彫りになっていて興味深い。すべての質問と結果の詳細はこちらで見ることができる。各質問のレポートには石原さんによる胸のすくコメント付きだ。

たばこにまつわるシーンに限らず、大人でも、いや大人だからこそ悩んでしまう、マナーやふるまいは多いもの。自分の「大人観」が世間一般とずれていないか、この機会にチェックしてみては?

JT「大人たばこ養成講座」OTONA100の?