iOS非搭載のiPhone 5cはカクカク動いて低画質仕様、価格は5800円
インドではiPhone 5やiPhone 5S/5cではなくなぜか今iPhone 4が再販されているという事実があるのですが、中古や密輸品のスマートフォンや携帯電話を中心として販売するデリーのガッファール・マーケット(Gaffar Market)を歩いていたところ、iPhone 5cを発見。iPhone 5cも人気なのか?と思い実際に手に取ってみたところ、中身が不思議なことになっていました。
ガッファール・マーケットに到着しゲートを撮影したところ、なぜか見知らぬおじさんがゲート前でにらみをきかしつつ仁王立ちになっていました。
露店のような感じでスマートフォンがたくさん陳列されています。
携帯電話の販売だけではなく、修理も承っています。
ディスプレイを見てみると、見慣れぬガラケーやスマートフォンの中でiPhone 5Cを発見。
ディスプレイの中から出してもらってみました。
背面にはリンゴのマークやカメラ、フラッシュライト、iPhoneのロゴなどがあります。
ディスプレイは以下のような感じ。一見iPhoneっぽいのですが……
よく見ると、目視でピクセルが確認でき、かなりディスプレイは粗め。
実際にガッファール・マーケットで見つけたiPhone 5Cを触っている様子は以下から確認できます。
インドで見つけたiPhone 5cはカクカク動いて低画質でした - YouTube
iPhone 5Cの中にはGoogleやFacebook・Skypeなどが入っており、これらは実際に使えます。
カメラを起動してみると、滑らかさは全くなしの低画質。
パシャッとカクカクした動作で写真を撮ってくれます。
ゲームAngry Birdsの起動画面はこんな感じ。
音楽も聴けます。
時計画面。
マーケットにはこのお店以外にも「iPhone 5S/5C」を掲げているお店がいくつかありました。
カラーもピンクだけではなく、グリーンやブルーも発見。「一般」からOSを確認してみると「Version 7.0」の表記がありましたが、もちろん、これは本物のiPhone 5Cではなく、韓国から輸入されたコピー品で、OSはiOSではなく店員さんによるとJavaroidというOSとのこと。
ホームボタンを押すとホーム画面に戻れる……のではなく、1つ1つ画面をバックしていく仕組み。尋ねてみたところ、価格は3500ルピー(約5800円)でした。
iPhone以外の機種も販売しています。
Xperia
ホーム画面はこんな感じ。これはコピー品ではなく、本物の中古品なのでディスプレイもちゃんとしています。これで価格は2万円前後を告げられました。
Androidは4.3。
SamsungのGalaxyシリーズ。
背面。
これも中古品なのでOSが偽物、ということはなく、Android 4.1.2でした。
この他、見慣れないガラケーなども並んでおり、定番の観光名所というわけではありませんが、デバイスに興味があり、かつインドの日常生活をのぞき見てみたい人にとっては面白いスポットとなっていました。