スマホでもガラケーでも使える！「ここはどこー？」を防ぐGoogleマップの活用裏技
GoogleマップやiPhoneのマップでは、ワンステップもしくはツーステップで場所の位置情報データをURLなどで「共有」でき、とてもお手軽に待ち合わせができるようになった。
打ち合わせなど、だいたいこのようなイメージで位置情報のURLがくる
仕事の打ち合わせや、知人との飲み会などの待ち合わせをする場合、だいたいが地図へのURLがついたメール、もしくはメッセンジャーで連絡をするというのが、一般に多く使われている方法ではないだろうか？
しかしながら、ちょっと待ってほしい。
この方法だと、GPSが上手に取得できない地下や、そもそも待ち合わせ場所までのルートがよくわからない場合には、かなりの確率で迷ってしまう。
そして、実際に会った際、すでに軽く疲労しているということにもなりかねない。
特に大都市の都市部は、電車や地下鉄の出口を出ると、もう右も左もわからない状態になってしまうことも多々ある。そもそも渋谷ハチ公前など、誰でも知っている、わかりやすい場所で待ち合わせすれば良いわけだが、そういう場所で待ち合わせできない場合も案外多いのが現実だ。
それを打開する方法、なにか無いかなと思っていたが、実は非常に簡単な方法で解決できた。
スクリーンショット機能の利用にはなにも特別なアプリを必要としない
それはスクリーンショット機能の利用である。iPhoneであれば、電源キー（ロックキー）とホームキーを同時押しで画面をそのままキャプチャできるアレである。Androidモデルの場合は、大半の機種は電源キーとボリュームダウンキーの同時押し、GALAXYシリーズ（Nexusを除く）ではホームボタンと電源ボタン同時押しと、機種により操作が少し違う場合もあるので、注意したい。
さて、スクリーンショットの画像をそのまま利用するという考え方は、実は古くからあった。ただ地図の画像と目的地だけ告げるだけでは、ちょっと不親切で、味気もないだろう。そこで、簡単に“お絵かき”をしてみよう。お絵かきといっても、筆者は絵心もなにも無いので、ただ矢印と文字だけである。
実際に地図をスクリーンショット機能で撮影してみたが、わかりやすいとは言えない
スマートフォンには多くのお絵かきアプリがある。今回利用するのは、矢印や文字のわかりやすい「Skitch」というアプリを利用したのだが、自分が画像に線や字が描きやすいアプリであれば実は何でも良い。一部スマートフォンにはお絵かきアプリが内蔵されている場合もあるので、それを利用しても良いだろう。
「Skitch」アプリを利用してわかりやすく工夫してみた
実際にアプリを利用する前と利用したあと、一目瞭然である。「どこの改札を出て」、「どこを曲がり」、「どこに居るのか」をビジュアルでわかりやすく伝えることができる。
この画像に位置情報を付けたURLを付けてあげれば、さらにベターだろう。さらに、まわりの風景がわかると非常に助かる。なぜならば、都会のようにごちゃごちゃした場所などでは、地図と実際の風景は違い過ぎるからだ。
そこで役立つのが、Googleマップのストリートビューである。
ストリートビューは対応している場所こそ限られてしまうものの、日本の大きな道路であればほぼカバーしてくれるようになっている。そのストリートビューを前述と同じように、「カシャ」とスクリーンショットを保存して利用するのだ。
このように風景付きになると待ち合わせや指定の場所に行くのもとても楽になる
「Googleマップ」「スクリーンショット」「お絵かきアプリ（Skitch）」、この3つを使えば、待ち合わせの裏技も、合わせ技で“いっぽんっ！”というところであろう。もう、ここまでしてくれるととても助かる。筆者と待ち合わせをする人、お願いします。
少し手間もかかりそうだが、ここまで工夫するのに5分もかかっていない
この方法は、一見すると手間や面倒そうだが、１つ１つの作業が誰でもできる操作なので、覚えてしまうと数分でできるほどお手軽だ。
Googleマップなどの位置情報や写真共有は、iPhoneとAndroidでもほぼ共通の操作なので、誰でも利用できる。また、地図アプリがあまり得意ではないフィーチャーフォン所有者に場所を教える際にも、このスクリーンショット裏技は非常に有効だ。
位置情報やマップだけで「どこー？どこー？」を防ぐには、ビジュアル利用と若干の工夫があるととても伝わりやすい。
筆者も、この情報があるのとないのとでは、待ち合わせ効率が全く違う。
待ち合わせで道に迷ってしまう不幸を防ぎ、気持ちよく出会えるために、活用してみてはいかがだろうか。
・ Googleマップ（iOS）
・ Sktich（iOS）
・ Sktich（Android）
布施 繁樹
