デザイナー相澤陽介と写真家 石川直樹が「山」について語る ホワイトマウンテニアリング店内で写真展開催
東京・表参道の「White Mountaineering（ホワイトマウンテニアリング）」旗艦店で12月6日、写真家 石川直樹氏の写真展がスタートした。ヒマラヤシリーズの写真集第一弾「Lhotse（ローツェ）」から作品を展示。初日は「店内に石川氏の写真を飾ることが念願だった」という「White Mountaineering」デザイナーの相澤陽介氏が石川氏を迎え、お互いの「山」に対する思いを語り合った。
2011年5月に二度目のエベレスト登頂に成功した石川氏は、「エベレストを外から見たい」という思いから、南隣にある世界第4位の山ローツェの登山を計画。写真展には2013年春にローツェの登頂に成功した時にエベレストを撮影した写真も飾られ、「思った以上に尖っていた」という当時の印象がそのまま収められた作品となっている。また、眼下の雲に落ちる鋭角な三角形の影を捉えた作品については、高山病で意識が朦朧とする中「幻のようだった」と話しており、その他にも生死が隣り合わせの厳しさと自然の雄大な美しさが切り取られた様々な写真が展示されている。
アウトドアを服作りのテーマとし、ブランド名にも使用している「山」について「自分が一番好きな象徴」だという相澤氏は、石川氏の山に挑み続ける精神力や写真に収められたストーリーに共感し、「White Mountaineering」店内で初となる写真展の実現に至ったという。店内では写真集「Lhotse」と、石川氏の写真を元に「White Mountaineering」が作製したオリジナルTシャツ（税込3,990円）を販売している。登山について「楽しいから登る」という石川氏は来春、世界第5位の山マカルーの登頂を予定。また写真集については5部作にすることが計画されており、両氏は「今後も共に何かできれば」と話している。
■写真家 石川直樹氏 写真展 『Lhotse』
会期：2013年12月6日（金）〜12月15日（日）
会場：White Mountaineering Flag Shop
東京都渋谷区神宮前4-21-7 1F Tel：03-6804-6309
時間：12:00〜20:00 ※12月6日（金）のみ12:00〜16:00
