真木よう子渾身の濡れ場披露の『さよなら渓谷』、モスクワ映画祭出品決定!
女優・真木よう子が7年ぶりに映画単独主演を務める『さよなら渓谷』が、世界四大映画祭の一つであるモスクワ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決まった。真木とメガホンを取った大森立嗣監督は現地入りして、映画祭の熱狂を体感することになる。
モスクワ映画祭は、ロシアのモスクワで2年に1度開かれる国際映画祭。一番近いところでは2004年に映画『ホテル ビーナス』(タカハタ秀太監督)が、コンペティション・ハースぺクティブ部門で最優秀賞を受賞している。コンペティション部門に出品が決まった『さよなら渓谷』は、作品賞や主演女優賞獲得を目指すことになる。
大森監督はこの決定に「『さよなら渓谷』がモスクワ映画祭、しかもコンペティション部門に選出されたことたいへん光栄に思います」と喜びのコメント。「愛の生まれる瞬間を捉えたこの映画は、世界中の人々の心にも深く刺さるのではないかと信じています」と自信を見せた。
一方、胸に渦巻く複雑な思いを抱えた女性を体当たり演じた真木は「数年ぶりに主演をさせていただいたこの『さよなら渓谷』は、自分にとっても過酷で、力を注いだ役でしたし、また、スタッフ・キャストが一丸となって作り上げた作品です。その映画が海外の方々に観ていただける機会ができて、とてもうれしく楽しみに思うと同時に、どう受け入れられるのか、という思いが交錯しています」と率直な思いを明かしている。
『さよなら渓谷』は、『悪人』『横道世之介』の原作者・吉田修一の同名小説を原作にした作品。レイプ事件の被害者と加害者が夫婦であるという設定の下に、男女の極限の愛を描く。共演は大西信満、大森南朋、鈴木杏、井浦新、新井浩文、鶴田真由など。(編集部・市川遥)
映画『さよなら渓谷』は6月22日より全国公開