また、今年夏前にはハイエンドの無線LANコントローラーも市場に投入します。これは1000アクセスポイントまでを制御可能な製品で、適切なアクセスコントロールによってBYODでの課題であるセキュリティも向上させることができるようになります。

──最近企業のロゴを新しくしましたね。これもこれまでお話された戦略の一環ですか。

そうです。これからはブランディングというのはとても大事だと考えています。特に我々の製品というのはこれまで挙げたスイッチ機器や無線LAN製品に加えてNAS製品、セキュリティ製品と多岐にわたりわたっていますし、顧客についてもコンシューマーからSMB、そして通信キャリアと多様です。なので、顧客に対してのブランド認知がどうしても製品ごと、顧客ごとで固定されてしまいがちなのです。そこで、ロゴを含めてブランド戦略を新たに打ち出すことで、「Champion of Connectivity」としてNETGEARを世界中の人々に広く認めてもらうようブランド戦略に力を入れるようにしました。もちろん、これまで通り高性能な製品を手ごろな価格で顧客に提供し続けるという我々のコアミッションがあってこそ、ブランド戦略が成り立つというのは言うまでもありません。