国内ブランド価値評価ランク発表 ユニクロと無印良品が大幅成長

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 世界最大のブランドコンサルティング会社Interbrand(インターブランド)が、価値評価ランキング「日本の国内ブランドTOP30」2013年版を発表した。6位にランクインした「ユニクロ」のブランド価値は、グローバルブランドが対象のランキング「Best Global Brands」のトップ100位圏内に近いレベルまで上昇。最もブランド価値を増加させたのは、21位の「無印良品」でプラス38%になった。

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 「日本の国内ブランドTOP30」は、海外売上高比率が30%以下の国内ブランドの可能性を探ることを目的に2011年からスタート。今年の上位30ブランドの価値合計は前年比6.7%増を達成しており、トップはNTTドコモが獲得。ランキングの内容は、米Interbrand社が1999年より毎年発表している「Best Global Brands」と比較可能なデータとして捉えられている。

 昨年29億ドルだった「ユニクロ」のブランド価値はプラス23%の36億ドルに増大し、2012年「Best Global Brands」で100位にランクインした「Gap(ギャップ)」の37億ドルに迫っている。「ユニクロ」は昨年秋にアメリカ西海岸に初進出するなどし、グローバルブランド化を強化中。また、2012年版に続いて最も価値を増加させた「無印良品」も昨年アメリカ西海岸に1号店を出店し、中東エリアへの進出を発表するなど海外展開に積極的でブランド価値は5億ドルに上昇している。

■インターブランド
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