――スズメの訪問もカンゴへのサプライズでしたが、桐谷さんご自身は何かサプライズをしたり、された経験はありますか?

桐谷:すごく仲の良い友達がいるんですけど、ちょうどこの前、その子の誕生日で。「みんなでサプライズしよう!」と言って、その子には内緒にして、10人ぐらいで集まって、お誕生日会をしたら、すごく喜んでくれました! 逆のパターンでサプライズされたこともありますね。私の誕生日の時に「3人でご飯を食べよう」と言われてて、待ち合わせ場所に行ったらすごくいっぱい人がいたことがあります。

――ちなみに、桐谷さんはご兄弟は?

桐谷:弟がいます。

――今回共演された、お兄さん役の向井さんや、彼氏役の綾野さんの印象は如何でしたか?

桐谷:向井さんと一緒の撮影は2日しかなくて、2〜3個のシーンだったので、あまり沢山お話はできなかったんですけど、結構アドリブとかあって。タクシーに乗ってるシーンで、台本には「タクシーに乗っている」しか書かれてなくて、「何を喋ろうか?」という時に、すごく助けてもらったり。向井さんは敢えてぶっきらぼうなお兄ちゃんにしたというのを後から聞いたんですけど、「本当にお兄ちゃんがいたら、こういう感じなんだろうなぁ」という体験ができて、すごく楽しかったです。向井さんがお兄さんだったら、いいですよね(笑)。

綾野さんとは、ご一緒させて頂くのが2回目なのもあって、特にカンゴとスズメはすごく仲の良いシーンが沢山あるので、いっぱいお話しました。みんなでご飯を食べに行く機会もあって、本当にリードしてくれる人でしたね。二人のシーンは結構アドリブもあったんですけど、「何をやってもオレ応えるから、本当に好きなようにやって大丈夫だよ」と言ってくれました。

――では、割と桐谷さんの方から仕掛けることが多かったんですか?

桐谷:そうでもないんですけど(笑)、そういうことをやったことが無いから、すごく緊張してたんですよ。「どうしよう?」って相談した時に、「いや、大丈夫だよ」と優しい言葉を掛けてもらいました。

――役柄上のキャラクターとして、センとカンゴでは、どちらの方が好きですか?

桐谷:どっちかなぁ…? 分からないけど、カンゴ(笑)。二人とも夢を追い掛けてる姿がすごく格好良いなと思って観ていたので、本当に選べないんですけど。私が観ていたセンは完全にお兄ちゃんだったので、そういう意味でカンゴというだけです(笑)。どちらもすごく素敵でした。

――センの写真や、カンゴの絵だったり、自分の夢を追い掛けてる男性には魅力を感じるという。

桐谷:そうですね。何かに一生懸命な人って素敵だと思います。

――では最後に、これから本作をご覧になられる方に向けてメッセージをお願いします。

桐谷:もうとにかく画が綺麗。本当にパリの中で撮っているので、どこを観てもロマンチックに映っているから、特に女性の方には憧れなんじゃないかなとすごく思います。私の出演シーンで言うと、台本から外れて二人だけでお喋りしてる所とかも入っていて、すごく二人の素が出ていると思うので、そこも観て欲しいです。“体当てっこゲーム”をしてる所がありまして、すごく恥ずかしいんですけど、ちょっと面白かったので、皆さんにもやってもらえたらいいなと思います(笑)。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』公式サイト