22歳差恋愛を演じる武井咲&江口洋介

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 武井咲が、7月スタートのフジテレビ系火9ドラマ「息もできない夏」で、19歳の戸籍を持たない少女・谷崎玲を演じ、41歳の元新聞記者・樹山龍一郎役の江口洋介と、22歳差の恋愛を演じることが明らかになった。

 「当たり前のことがどんなに幸せなことか、どうか気付いてください」。そう語る武井演じる玲のモノローグで幕を開けるという同ドラマ。子どもの誕生が前夫との離婚後300日以内の場合、遺伝子上は現在の夫との子どもでも前夫の戸籍に入れなくてはならないという民法第772条にメスを入れる。

 「ほかの女の子と違うのは戸籍がないことだけ」。武井が演じるのは、そんな複雑な事情の中、“無国籍児”であることは知らされずに木村佳乃演じる谷崎葉子に育てられてきた少女・玲。武井は「戸籍がないということで悩んだり、落ち込んだり、絶望的な気持ちになるだろうけど、そういった面をズルズルと重たく引きずるだけではなく、いろいろな人たちと出会うことによって、未来に向かって前向きになれるよう丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込みを語る。

 一方、江口が演じるのは、「新聞記者としての信念と情熱のまま突っ走り、人を傷つけたあげくに、取り返しのつかない結末を背負いながら心が凍ってしまった男の役」。江口は「武井さん扮(ふん)する主人公・玲との、魂のぶつかり合いをどう演じていけるか今から楽しみです」と語っているが、共に心に傷を負った41歳の男と、19歳の少女が、どのように共鳴し合い、二人の物語がラブストーリーへと変化を遂げていくのか、注目したいところ。

 共演には、武井の母親役の木村ほか、中村蒼、要潤、浅田美代子、北大路欣也と豪華キャストがそろっている。脚本は、「名前をなくした女神」「泣かないと決めた日」の渡辺千穂、演出は、「フリーター、家を買う。」「マルモのおきて」の河野圭太。ヒット作を手掛けてきた製作陣の名前が並ぶ。映画『愛と誠』、テレビドラマ「Wの悲劇」で、女優として一皮むけた感のある武井は、本作でフジテレビ系ドラマ初主演。さらなる飛躍を期待したい。(編集部・島村幸恵)

テレビドラマ「息もできない夏」は7月スタート
毎週火曜午後9時から9時54分放送