新パートナーを迎えた浅尾美和(左)。浦田景子(右)とのペアのテーマは「とことん明るく」。今季から固定となったユニフォーム色は黒を選んだ。「シンプルで強そうでしょ」
 日本ビーチバレー連盟(JBV)は4日、国内ツアー開幕に向けた記者発表会を都内で行い、浅尾美和(エスワン)ら男女6選手が勢ぞろいした。JBVツアーでは今季からユニフォームをリニューアル。女子用は襟ぐりを丸首からVネックに変更し、セクシーさと力強さを強調。男子用もフィット感のあるユニフォームとなった。選手らは新ユニフォームを披露し今シーズンへの意気込みを語った。

 今季から浦田景子(フリー)とペアを組む浅尾は1ヶ月の沖縄合宿を行い「(浦田とは)昔から組んでいたように合っている。チームらしく固まってきたので開幕戦から結果を求めていきたい」と話した。またブロッカー同士のペアとなるが「ツーブロック(2人ともブロックを跳ぶ)でいくかは決まっていない。相手や状況に応じて変幻自在に変えていきたい。色々な戦術を使えるほどチームとしてできているということ。粘り強くというよりスパイクが決まれば負けない。攻撃的にいきたい」と語った。

 男子の注目は1年のブランクを経て再結成した朝日健太郎(フォーバル)と白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)。朝日は「歴史を変えるために白鳥と組んだ。一昨年とは違うチームカラーになると思う。集大成として今から楽しみ」と並々ならぬ決意を語った。

 史上最強、絶対王者と呼ばれたチームの復活にはロンドン五輪出場という大きな目標がある。朝日は「ワールドツアーや大陸予選を戦ってきた中でアジアのレベルは把握している。我々は世界で戦うための術は知っている。あとはそれに研きを掛けるだけ」と話し、白鳥も「アジア最終予選に向かって体調を整えていけばビッグパフォーマンスを出せる。勝機はある」と語った。

 国内JBVツアーの開幕戦、スポーツクラブNASオープンは5月4日から。お台場海浜公園(東京都)にて催される。

(取材・文=小崎仁久)

永田唯、保立沙織、宮川紗麻亜、松山紘子、浅尾美和、浦田景子
写真左から:永田唯、保立沙織、宮川紗麻亜、松山紘子、浅尾美和、浦田景子

日高裕次郎、畑信也、白鳥勝浩、朝日健太郎、今井啓介、青<br>木晋平
写真左から:日高裕次郎、畑信也、白鳥勝浩、朝日健太郎、今井啓介、青木晋平


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