テフテフシリーズ。コーディネートも自由自在

写真拡大 (全2枚)

「カミテリア」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

実はこれ、紙とインテリアをかけ合わせた造語。紙のインテリアブランドの名前なのだ。紙でできたインテリアだから、カミテリア。実にシンプルなネーミングだ。

ブランドを手がけているのはペーパリー株式会社。2010年にブランドを設立し、現在までに2つのオリジナルシリーズを展開している。

カラフルな半透明の紙でできた「テフテフシリーズ」は、チョウやサクラなどをモチーフにした新感覚のペーパーインテリア。裏面のシールをはがして、壁やランプシェードなど、好きなところにペタリと貼り付けるだけ。浮かび上がる独特のシルエットが美しく、光の角度によって模様が現れるのも楽しい。
「貼って観賞して楽しむだけでなく、グラスマーカーにもなるのでパーティーシーンにも使えます」
とカミテリア事業部の野村さん。パッケージは1種類につき、8色・8枚入り。デザインは昆虫や植物など全6種。価格は683円〜。

もう1つ、くるっとまるめて使うメモ用紙、「クルルシリーズ」もかわいい。さまざまな動物や雑貨がモチーフになっており、とくに人気なのはパンダ「pan-da」とウサギ「usa-gi」。内側に用件をかき、まるめて切り込みにそって差し込めばOK。友人へのプレゼントにもいいし、会社でメモ用紙がわりに使えば職場の空気も和みそう。
「しおりや育児玩具としても楽しめます。また、使用後に飾っていただけけるばかりでなく、紙相撲として遊ばれている方もいらっしゃるとか……」
価格はデザインにより異なり、「pan-da」や「usa-gi」は1セットあたり840円。3デザイン、各10枚入り(合計30枚)だ。

2つのオリジナルシリーズに加えて、スタッフが選んだカミテリアライクなアイテムも取り扱っている。紙を巻いて作った鉛筆「PaperPencil」やネコのペーパー・モビール「MotionCatcher」など、ひとひねりあるセレクトが楽しい。

商品は同社のウェブサイトのほか、全国各地の美術館に併設されたミュージアムショップ、伊東屋や東急ハンズ(※いずれも一部店舗をのぞく)などで販売中。ブログやツイッターでの反響も多いという。

文具感覚で使えるから、ぐっと身近に感じられるし、紙の持つやさしい素材感にいやされるカミテリア。今後も身近な「紙」という素材を用いて、デザイン性の高い驚きと楽しみに満ちた新商品のリリースを予定しているというから楽しみだ。
(古屋江美子)