家庭料理をレストランメニューに変身させる!? 魔女ソースとは
そんなソース界にユニークな新顔が登場。その名も「魔女ソース」。パンフレットには、「お料理にふりかけるだけで、家庭料理をレストランメニューに変身させてくれる、魔法の調味ソースです」とある。
商品プロデューサーはフードアナリストでフードアドバイザーの今井敦子さん。見た目のインパクト重視なアイテムかと思いきや、実は本気のグルメ商品らしい。
「いちじくワインを醸造する過程でできるワイン粕にも、アミノ酸やビタミン、食物繊維といった栄養や旨味がたっぷりあるんですが、残念ながら有効な使い道がなかったことを知りました」
そこでワイン粕のさまざまな使い道を研究してみることに。
「ジャムにすれば生のイチジクより風味のあるジャムになり、お肉を漬けこめば柔らかくジューシー、おまけに何ともいえないコクが出ることを知って、“う〜ん、これは使える！”と思い、いろいろな料理に使える調味ソースを作ってみることにしました」
そうしてできた「魔女ソース いちじくワイン風味」は、リデュース（ゴミの抑制）・リユース（再利用）にもつながるのでエコ。人工的な着色料を使わず自然な色に仕上げてあり、体にも自然にもやさしい。
味は全3種。
「いちじくワイン風味を作ったあと、もっといろんなバリエーションが欲しくなったのです。欲張りですね（笑）」
料理が楽しくなるような五感で楽しむソースをコンセプトに、子どもから大人まで楽しめるオールマイティーな「ぷちぷちレモンマスタード」と刺激的な大人のための「スパイシーWASABI」が完成した。
ちなみに、「いちじくワイン風味」はいちじくの果実感とフルーティな味わいが特長。肉料理や揚げ物、チーズ料理などによく合う。「ぷちぷちレモンマスタード」はレモンの爽やかな酸味と粒マスターの食感が楽しく、サラダやフライとも好相性。「スパイシーWASABI」は伊豆産ワサビに数種の野菜をブレンドした刺激強めの大人テイスト。いろいろ使い分けるのも楽しそうだ。
商品は2月2日よりインターネットショップや一部スーパーマーケットで販売中。オープン価格だが、実売価格は735円前後〜。
最後に気になるネーミングの由来を聞いた。魔女ソースでかける魔法って？
「魔女ソースの魔法とは、お料理にかける真心、つまり“愛”。かけるとは、愛情をかける、お料理にひと手間かける、そしてソースをかけるということです」
と今井さん。もちろん、魔法のソースの使い手はキッチンにすむ魔女。
「美味しいお料理で食べる人を幸せに。そしておいしさで大好きな人のハートをわしづかみにしたいですね」
あなたなら誰に魔法をかけたいですか。
（古屋江美子）
