これで歌えば、パフュームやLADY GAGA、初音ミクみたいにヴォーカルが加工される。

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昨今、巷では「CD離れ」が囁かれているようだが、私は離れてない。ガンガン、買う。特にジャンルにはこだわっておらず、イイと思った物には何にでも手を出しているつもり。
そして家に持ち帰っては、ほとんどランダム状態でBGMをかけっ放しにする。そうしていると、よく耳にするのはちょっと未来風なヴォーカル加工。
初めて聴いた時は「なんか、変わった事をしているな」と感じただけだったが、今となっては効果的なフックだと理解できる。例えばパフュームとかLADY GAGAとか聴いてても、何だかんだで心地良かったりするもんねぇ!

実は、アレを自分で体験できるマイクが発売されているのだ。株式会社センチュリーが2月10日より発売している『Paper Jamz Pro Mic(ペーパージャムズプロマイク)』は、自分のヴォーカルを加工できるマイク。アレは、何と呼ぶのだろう? 「合成音声」というか「音声装飾」というか……。わかっていただけるでしょうか? アレです。アレを体験できます。

ちなみに、これはアメリカ製商品。既に向こうではヒットしているようで、まさにLADY G●GAのそっくりさんがコマーシャルに出演していた。なかなか肝が据わっているな……。

まぁ、ここまで徹底されるとイヤでも体験したくなってくる。……というわけで、私も取り寄せました。己のヴォーカルを、これで今風にしてみたいと思います!
まず、このマイクを持って試しに「あー、あー」と声を出してみる。普通です。しかし、真価はここから。このマイクには5種類のエフェクトボタンがあり、これを押すと5パターンの音声加工が可能となる。種類は「PERFECT PITCH」、「VIBRATO」、「CHORUS」、「HARMONY」、「MELODY MATCH」。

手始めに、何も考えずに「CHORUS」のボタンを押し、声を出してみる。「あー、あー」、……うわ、なんだっ! まさに、アレ! LADY GAGAみたいな、アレ!! 扇風機の前で「あー、あー」ってやってるみたいな。いや、あんなアナログなやつじゃなくて。パフュームみたいな、GAGAみたいな、アレです。
他にもボタンがあるので、適当に「MELODY MATCH」を押すと、違った感じで声が加工される。それぞれのボタンで、異なる音声加工が施されるようだ。

また、実はこのマイクには曲(計3曲)も付いていて。これって、誰の曲なんだろう? 恐らく、LADY GAGAの曲だと思うんだけど……。とにかく元から曲が用意されており、これに乗せながら歌うことができる。
早速、歌いますよ? ……おぉ、ちょっと不思議。全編、あの加工ヴォーカルで歌えるんだもん! ちなみに「AUTO」ボタンを押すと、キメどころだけヴォーカルに対する装飾を作動させてくれる模様。これを利用すれば、よりリアルにLADY GAGAみたいになれる。

また、ちょっと欲張って5つのエフェクトボタンを全押しして歌ってみた。ここまで来ると、もはや自分の声じゃない。完全に、作り物の声。こんな歌の楽しみ方、多くの人にとって初体験に違いない。
しかしよく考えると、5つのボタンを組み合わせることによって計30種類のエフェクトが楽しめるわけだ。“七色の声”どころじゃない!

そんな『Paper Jamz Pro Mic』は、同社の直販サイトである「白箱.com」で発売されている。価格は、2,980円(税込み)。

「お花見や飲み会での盛り上げグッズとして。もしくはお家でもカラオケボックスでも、普通のカラオケに飽きてしまった方に満喫していただきたいです」(同社・担当者)
実はこのマイク、MP3に対応している。手持ちの曲をこのアイテムを通して流したり、iTunesからインポートしたり。そして、それらの曲をこのマイクで歌う。要するに、お気に入りの曲を合成音声で歌い上げることができるというワケだ。
ならば私は、これでパフュームの「ワンルーム・ディスコ」を歌いたい。
(寺西ジャジューカ)