2012年の幕明けはストーブリーグから始まった。
中島裕之選手のポスティング移籍の失敗の報道があり
これで優勝争いが出来るかも。という期待が膨らんだ。
そして帆足投手のソフトバンクホークスのプロテクト枠から三冠王・松中選手が外されたというニュースに衝撃が走り
ある者は大きな期待を抱き
ある者はFA制度に憤りを感じた事であろう。
松中選手は絶対に獲得するべきだったと思う。
断っておくが管理人はFA制度に大反対である。
今まで応援してきた選手が突然敵になるという屈辱は何度も見てきた。
どうしてもFA制度が悪法であると知らしめる術はないものか?とずっと考えてきた。
そこで松中のプロテクト外のニュースである。

松中選手は生涯ホークスを誓った男だ。
それでも戦力として28人の枠から外した訳だ。
ソフトバンクにしてみたら西武は松中は獲りに来ないであろう。とふんだのかも知れない。
そんな敵の作戦にまんまとはまってしまった。
また、帆足と細川のバッテリーが敵になるなら
せめて、相手の主力の松中を獲得して初めてファンの皆が溜飲を下げる。という事は誰でも分かる。
それを西武ライオンズという球団は完全無視した。
プロ野球とは、所詮、興行である。
ファンが喜んで成り立つものである。
昔、ライオンズとオリオンズの仕掛けられた遺恨試合があったが
それもまた、盛り上げるための一つの施策であろう。

今の球団の経営陣には観客を奮い立たせるような気概が感じられない。
もし、ホークスの帆足と細川 VS ライオンズの松中 という対戦があったら
盛り上がる事は間違いない。

パリーグ全体が努力して観客動員を増やしている中
西武ライオンズだけは遅れをとっているような気がして寂しくてならない。