柔道66キロ級の金メダリスト、内柴正人容疑者(33)が準強姦容疑で警視庁に逮捕された事件で、その信じ難い傲慢ぶりが巷で話題になっている。

 スポーツ紙記者が言う。
 「内柴はマジメで熱心なんですが、思い込みが激しい選手でした。ここへきてセクハラ被害者の話がいくつも出ているようですが、中でも親密な関係になっていた女性とは『愛し合っていた』と思い込んでいたようです。もし本当だとしても、彼は妻子ある身。何をやってもいいということにはなりませんが」

 夢中になると分別がつかなくなる−−そんな性格は、現役時代、柔道においても同じだったようだ。柔道関係者がこんな話を明かす。
 「北京五輪で金メダルを獲得した石井慧は国士舘の後輩ですが、2人が犬猿の仲であったことは有名な話。総合格闘技に転向した石井は、明るく誰とでも仲良くなれるキャラ。しかし、プライドが人一倍高い内柴はそんな石井が大嫌いでした。ちなみに、石井が尊敬するのは古賀稔彦。それを誰にでも言うものだから、余計気に入らなかったようです」

 その古賀にも、敵対心は剥き出しだった。'04年にアテネ五輪で金メダルを獲った内柴容疑者が、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった時のこと。
 「'05年の全日本選手権に内柴は出場していますが、同大会の参加者は重量級の選手ばかりで、軽量級の選手はケガを恐れて出ないのです。それでも軽量の古賀は出場し、当時はその果敢な姿が『平成の三四郎』と言われ、もてはやされた。ただ、これも単に古賀へのライバル心から来る無謀な出場。結果は初戦敗退でした」(前出・スポーツ記者)

 そういえば、古賀稔彦も妻子のある身で不倫し話題になった。まさかそこまで意識したわけではあるまいが。