渡辺浩弐氏

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 最新タイトルから往年の名作まで、ビデオゲームを視聴者と一緒に楽しむ番組「ゲームのじかん」の第56回が2011年9月1日、ニコニコ生放送で放送された。この日の投稿コーナーのテーマは「やり遂げた感のあったゲーム」。視聴者から名作タイトルがいくつか挙がるなか、司会の渡辺浩弐氏は「僕らの時代では『ドルアーガの塔』」と自らの思い出を語った。

 「やり遂げた感のあったゲーム」というお題でメールを募集したところ、視聴者からは『はたらくチョコボ』、『戦場のヴァルキュリア』、『風来のシレン』、『タクティクスオウガ』といったタイトルが挙がった。

 それを受けた司会の渡辺浩弐氏は、自身の体験をもとに、アーケード版『ドルアーガの塔』(1984年)を挙げ

「僕らの世代では『ドルアーガの塔』。本当に何百回やっても先に行けなかったんですよね。『ドルアーガの塔』を、何も情報無しで自力でクリアした人はいるのかな? 日本に1人もいないような気がします。当時、アーケード(ゲームセンター)の頃は攻略本も無くて、友達からの情報だけが頼りだった。どこそこのゲームセンターには、こんなやつがいるとかうわさが流れていて、そこで知るしかないわけですよ。そうやって(ゲームセンターを回って)情報を集めてクリアするっていう、あの達成感はすごかった」

と回想。そして「あの頃にそういう口コミまで含めたゲーム性を作った遠藤さんはすごいですよね」と、ドルアーガの塔を手がけた遠藤雅伸氏をリスペクトしていた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]「やり遂げた感のあったゲーム」部分から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv61332882?po=newslivedoor&ref=news#5:20

(鏡)