覚醒したマキロイ、今後いくつのメジャータイトルを手にするのか(撮影:岩本芳弘)

写真拡大

<全米オープン 最終日>◇19日◇コングレッショナルカントリークラブ(7,574ヤード・パー71)
 メリーランド州にあるコングレッショナルCCで開催された、米国男子メジャー第2戦「全米オープン」は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)のトータル16アンダーという記録的なスコアでの優勝で幕を閉じた。
R・マキロイが8打差圧勝V!初のメジャータイトルを獲得!
 マキロイは今大会で、タイガー・ウッズ(米国)が2000年にぺブルビーチゴルフリンクスで記録したこれまでのアンダーパー記録トータル12アンダーを4打も更新。さらに、ウッズ、ジャック・二クラス(米国)らが持つ72ホール最小ストローク“272”も大幅に塗り替えてみせた。ちなみにマキロイが2日目に一時マークした13アンダーというスコアは、36ホールとしては過去111回の歴史で誰一人達していない記録だ。
 これまで若手実力ナンバー1として多くの注目を集めてきたマキロイだが、最後の詰めの甘さや、ムラのあるゴルフが災いして勝利は欧米あわせても2勝どまり。2か月前の「マスターズ」でも2位に4打差をつけて最終日を迎えながら、まさかの“80”を叩きグリーンジャケットを逃していた。しかし、あの屈辱はマキロイを一回りも二回りも大きくした。今大会でみせた姿にこれまでのような脆さは無く、ただただ次元の違う強さが際立つ結果に。
 ウッズ不在の今大会での完全優勝に、マキロイ時代到来の予感がした。
【最終結果】
優勝:ローリー・マキロイ(-16)
2位:ジェイソン・デイ(-8)
3位T:ケビン・チャペル(-6)
3位T:ロバート・ギャリガス(-6)
3位T:リー・ウェストウッド(-6)
3位T:Y・E・ヤン(-6)
7位T:ピーター・ハンソン(-5)
7位T:セルヒオ・ガルシア(-5)
9位T:チャール・シュワーツェル(-4)
9位T:ルイ・ウーストハウゼン(-4)
30位T:石川遼(+2)
30位T:金庚泰(キム・キョンテ)(+2)他7名
68位T:久保谷健一(+13)他2名
<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連リンク】
遼、昨年超え充実の30位タイフィニッシュ!
サムライリアルタイム速報で最終日のホールバイホールをチェック!
石川遼、マスターズ最終日マキロイの失速に思う
遼、終盤粘れず5オーバー48位タイに後退3日目
R・マキロイが2位に8打差をつけメジャー初Vに王手!3日目