要注意 パソコンでの地デジ視聴にはいくつかの条件がある
アナログ放送が終了すると、アナログ放送に対応したパソコンでもテレビ放送は視聴できなくなります。
パソコンを最新のデジタル対応パソコンに買い換えるのもいいですが、古いパソコンに地デジ対応チューナーを取り付けるだけで地デジ放送対応にすることができます。どのチューナーを選べばいいかは、パソコン用地デジチューナーの基礎を参考にしてください。
しかし、あまり古いパソコンの場合、デジタル放送に対応できなかったり、HDで視聴できなかったりするので注意してください。
それでは、どの部分に注意すべきかチェックしていきましょう。
■ディスプレイドライバー
ディスプレイ関連のドライバー(ソフト)には、COPP対応ドライバー(著作権保護機能付きのもの)が必要となります。最近のWindowsパソコンはほぼ全て対応しているので問題ありませんが、古いパソコンを使いたい場合は、自分のパソコンのドライバーをアップデートするなどしてください。
これは各パソコンメーカーやビデオカードメーカーから情報が提供されているので、古い製品で地デジ対応を考えている場合は一度確認してください。
■HDCP対応モニター
モニターが分離しているデスクトップパソコンの場合、HDCP対応のモニターで、HDCPに対応するインターフェースなどで接続する必要があります。
パソコンとモニターの接続にはDVIなどのインターフェースを使う事が多いと思いますが、自分のモニターがどのインターフェースで接続されているのかわからない場合一度チェックしておきましょう。
ノートパソコンの場合、そのままで通常は問題ありません。しかし、外部モニタに接続する場合、一般的にD-Sub15ピンのインターフェースを使用することが多いと思いますが、これはHDCP対応ではないのでHD画質での表示には対応できません。HDMIは問題なく使用可能です。
DVI端子が付いていても、古いモニターなどはHDCPに対応していない機器もあるので注意してください。
■性能の低いパソコン
パソコン用地デジチューナーの基礎にも書きましたが、性能の低いパソコンではデジタル放送のフルHDがスムーズに再生できない可能性があります。
そのようなパソコンで使う場合は、トランスコード機能付のチューナーで、SD画質などに落としてから視聴しましょう。
■ソフトで環境をチェック
これらの環境を簡単にチェックできるソフトウェアもあります。
バッファローのストリームテスト for 地デジや、アイ・オー・データ機器の地デジ相性チェッカーです。
Windowsで地デジ関連の情報が集まっている
パソコンも地デジカ!! WDLC (Windows Digital Life Consortium)
も参考になります。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。
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