前回は、「できなかったことを明確にする」ことについてお話しました。できなかったことは、真の目的を振り返り、軌道修正する必要があります。また、習慣化されるまでは、そのことに集中することも必要な手段です。

■□■ 常に軌道修正する ■□■

前回、成功イメージの実現のための大事なことの取り組みをスケジュールに入れたとして、きちんと振り返って「できたこと、できなかったことを常に明確にする」ことの重要性について書きました。

できなかったことをそのままにするのが普通の人。
できなかったことをできるように変えていくのが仕事のできる人です。

そこで必要なのが「目的に向かって、常に軌道修正する」ということです。

例えば、「何しろ体力が第一」と、ジムに通い始めたとします。

最初は、土日のどちらかと、平日の夜に一日必ず行くように予定を組みます。
ところが、大きなプロジェクトを抱えて、なかなか夜に仕事を抜けてジムに行くようなこともできない雰囲気です。
そこであなたは、やむなく早朝にジムに行き9時前には会社に入るように生活パターンを変えようと試みます。
しかし、このパターンも仕事が忙しいので、睡眠時間を削ることになり、思うように続かなくなります。

ジムに行くのは、それなりにまとまった時間が必要になってしまうためです。
ここまではよくあるパターンで、ここで挫折して、ジムに行くのを諦めて、結局何もしなくなるという場合がほとんどでしょう。

しかし、ここで取り組みをやめる人には大きな勘違いが生まれています。
それは、本来の目的を見失っているということです。
ここで何もしなくなる人の中では、「ジムに通う」ということ自体が目的化してしまったといえます。

ジム通いを習慣化しようと思ったのは、「体力が一番」という考えから、運動を日常のスケジュールに埋め込もうと考えたことだったはずです。

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