ブラジルの予言者が韓国政府に手紙を送った理由とは?

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韓国のKBS2TVで放送されている人気番組『スポンジ2.0』に、ブラジルの予言者ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏が登場し話題となっている。

ジュセリーノ氏は、日本のテレビ番組にも多数出演したことのある予知夢による予言者。2001年に起きた9.11テロや、2004年のインドネシアスマトラ島沖を震源とする地震、2008年の中国四川省で起きた地震などを正確に当てたとされ、的中率は90%とも言われている。

元旦に放送された『スポンジ2.0新年特集“2010年を予言する”』では、ジュセリーノ氏が番組のインタビューに答え、韓国中から大きな注目を集めた。

予知夢により予言をするジュセリーノ氏は、予言の対象となった人物や政府に手紙を送り、未来に起きる出来事を警告するという手法をとっている。そんな彼が番組の中で、昨年の10月に韓国の李明博大統領と保健福祉部に手紙を送っていたことを告白。2009年10月29日に送ったとされる手紙には、『新型インフルエンザにより多くの人々が死に、それは冬が終わる頃まで続くだろう』と書かれていたという。

しかし、彼が新型インフルエンザの警告をした2009年7月は、すでに流行の兆しがあった頃。また、彼が手紙を証明するために使用するスタンプや封印が偽造されているといううわさや、事件や事故が発生した後に予言した手紙を公開することなどから彼の予言を疑問視する声も多い。

これらの疑惑についてジュセリーノ氏は、「予言に反論する人もいるが、自由に意見を述べる権利は誰にでもあること」とし、「だが、人的被害が大きいと思われる場合には、法的な対応が必要な場合もある。実際にそのような例がある」とインタビューに答えたそうだ。

現在、ジュセリーノ氏は2043年に人類が消滅すると予言している。
これを信じるか信じないかは、もちろんあなた次第だろう。


参照:『スポンジ2.0』予知夢予言者ジュセリーノ、韓国の保健福祉部に手紙を書いた理由は?! - artsnews

(文:林由美)

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