「ソラニン」(C)浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会
 浅野いにお原作、宮崎あおい主演で2010年4月に劇場公開される「ソラニン」。ORANGE RANGE「花」、YUI「CHE.R.RY」等様々なMVで活躍するディレクター三木孝浩が初めて映画監督に挑戦し、胸にこみ上げる感情描写と誰もが共感する斬新な映像を撮り上げた話題作だ。今回、劇中音楽を“ent”こと、ロックバンド・ストレイテナーのホリエアツシが担当することが明らかになった。

 本作は、OL2年目で会社を辞めた芽衣子と音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田を中心に、「ソラニン」という1つの曲を書き上げる青春恋愛映画。音楽が物語の重要なポイントとなる作品なだけに、どのような世界観が完成されるのか原作ファンからも大きな注目を集めているが、entの起用について三木監督は「entさんのアルバムを初めて聞いた時 僕がソラニンの映画に求めていた音楽がまさにそこにありました。 たゆたう二人の物語にそっと寄り添う痛さと美しさを内包したガラス細工のような音楽。今回サントラを担当していただけて本当に嬉しいと思っています」と喜びのコメントを寄せている。

 また、ent(ホリエアツシ)は「ソラニン」について「ソラニンに描かれているのは、今の何処にでもいる平凡な若者たち。その平凡な理想と青春、現実と社会の中で揺れ動く心の葛藤は、平凡だからこそのリアリティがあります」と話すと共に、「原作を読んだときには、もう一歩感情移入できなかった登場人物たちにも、生身のキャスト陣が見せる生きた表情と強いチームワークに、原作以上にストーリーの中へ引き込まれました。単純な答えや感動では言い表せない」と映像化を絶賛している。

ソラニン」ストーリー

あたしは歌う。キミがいたことを証明するために…。

OL2年目で会社を辞めた芽衣子。音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田。不透明な未来に確信が持てず、お互い寄り添いながら、東京の片隅で生きるふたり。だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。夢を追いかけ、ある思いを込めて、仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げる種田。ふたりはその曲をレコード会社に持ち込むが…。

ソラニン - 作品情報

ストレイテナー - アーティスト情報