【ドラマの女王】“不幸”続き。でも、頑張るしかない!『救命病棟24時』
今回の【ドラマの女王】は江口洋介、松嶋菜々子主演の『救命病棟24時』。スタート前に交通事故でケガした江口をはじめ、重要な役で出演中の板尾創路の愛娘が1歳半で急死、松嶋菜々子と反町隆史夫妻と親交の深い押尾夫妻、酒井夫妻との騒動がとばっちりのように飛んで来たり。まあいろいろと災難が重なったこのドラマ。ストーリーも前にも増して複雑に日本の医療問題とリンクし、登場人物たちを苦しめている。でも、頑張るしかない。救命医だもの。
超一流の腕をもった救命医・進藤一生(江口洋介)。激戦の貧しいアフリカの小国での医療活動を終え、救命病棟に帰ってくる。スーパースター進藤の激しいガンバリに、研修医の工藤(石田卓也)ら若い医師たちはついていけない。
患者を死なせてしまった事から、遺族から訴えられていた救命医の小島楓(松嶋菜々子)は、医局長・澤井(ユースケ・サンタマリア)の計らいで和解にこぎつける。その関係で澤井が「患者受入れの制限」を依頼。澤井は決して無理を言っているようには見えず、救命病棟は限界に来ている。
一方、進藤はアフリカでHIVキャリアの少女を治療中、誤って自分の指に注射針を刺してしまい、「自分も完璧ではない。」という事を証明。澤井のモクロミに反し、みんなの士気は上がり、「たくさん患者を受け入れましょう。」という流れに。ちなみに処置が良かった為に進藤の検査結果は陰性。よかったね。
救命病棟の忙しさに身も心もボロボロになって現場を去ってしまった麻酔科医・花輪役を演じる板尾創路。お子さんを亡くすニュースは衝撃的だったが、気丈にも撮影に参加。このドラマはそれだけの価値がある。撮影が遅れたら迷惑がかかると、ケガをおして撮影に挑む主役の江口洋介も、通行人を避けようとしてバイクで転倒した。決して酔っ払い運転でもなく、ヘキサゴンの大縄飛びでアキレス断裂した(元プロ野球!)元木でもない。二人の子供の子育て真っ最中の松嶋菜々子も、かつて共演し親交のあった酒井法子や矢田亜希子が次々と麻薬に関するトラブルが話題に上り、引き合いに出された。きっと心中穏やかでは無いであろう。
そんな役者たちの“苦い事情”がパンパンに詰まった『救命病棟24時』。撮影の遅れで穴埋めされた(過去の放送をつなぎ合わせた)スペシャル版が、同局他の新作ドラマより高視聴率を獲得。いかにこのドラマを通して日本の医療の“ひずみ”に多くの人が関心を持ったからで、決して話題性だけでは無いはずだ。
「本当の救命医たちの現状」が少しでも理解されれば、役者たちの苦味も報われるのではないか。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)
患者を死なせてしまった事から、遺族から訴えられていた救命医の小島楓(松嶋菜々子)は、医局長・澤井(ユースケ・サンタマリア)の計らいで和解にこぎつける。その関係で澤井が「患者受入れの制限」を依頼。澤井は決して無理を言っているようには見えず、救命病棟は限界に来ている。
一方、進藤はアフリカでHIVキャリアの少女を治療中、誤って自分の指に注射針を刺してしまい、「自分も完璧ではない。」という事を証明。澤井のモクロミに反し、みんなの士気は上がり、「たくさん患者を受け入れましょう。」という流れに。ちなみに処置が良かった為に進藤の検査結果は陰性。よかったね。
救命病棟の忙しさに身も心もボロボロになって現場を去ってしまった麻酔科医・花輪役を演じる板尾創路。お子さんを亡くすニュースは衝撃的だったが、気丈にも撮影に参加。このドラマはそれだけの価値がある。撮影が遅れたら迷惑がかかると、ケガをおして撮影に挑む主役の江口洋介も、通行人を避けようとしてバイクで転倒した。決して酔っ払い運転でもなく、ヘキサゴンの大縄飛びでアキレス断裂した(元プロ野球!)元木でもない。二人の子供の子育て真っ最中の松嶋菜々子も、かつて共演し親交のあった酒井法子や矢田亜希子が次々と麻薬に関するトラブルが話題に上り、引き合いに出された。きっと心中穏やかでは無いであろう。
そんな役者たちの“苦い事情”がパンパンに詰まった『救命病棟24時』。撮影の遅れで穴埋めされた(過去の放送をつなぎ合わせた)スペシャル版が、同局他の新作ドラマより高視聴率を獲得。いかにこのドラマを通して日本の医療の“ひずみ”に多くの人が関心を持ったからで、決して話題性だけでは無いはずだ。
「本当の救命医たちの現状」が少しでも理解されれば、役者たちの苦味も報われるのではないか。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)