今回は、前回に引き続きレビューイ(レビューを受ける側)が期待しているポイントについて考えてみます。

前回はよくある3つのタイプについてご紹介させていただきましたが、残り3つのタイプは、上司と部下などの特殊な関係のケースに限られると思います。


 



 

【Type4.自分を認めてほしい】

〔Type4-1.自信〕

(定義)自分の実力を認めてほしい
(対応)認めた上で、さらに高い目標設定(例:課題の難易度を上げる)をすることで動機付ける

〔Type4-2.不安〕

(定義)自分の実力には不安があるが、気に入ってもらいたい
(対応)課題への取組結果と人間関係は別物であることを理解させる

【Type5.辛さを理解してほしい】

〔Type5-1.疲弊〕

(定義)成果は出ていないが、自分の努力は認めてほしい
(対応)努力していることは認めつつも、課題の難易度を下げるなどの対応は極力しない

〔Type5-2.言い訳〕

(定義)与えられた課題自体に問題があり、自分の問題ではないことを理解してほしい
(対応)余力がある場合は、実力的にはできることを伝えることで奮い立たせ、余力がない場合は、ヒントを与えることで、やればできるという可能性を感じさせる

【Type6.この場を切り抜けたい】(レビューアから場をセットした場合に多い)

〔Type6-1.緊張〕

(定義)準備が不十分であるなどの理由により、何事もなく無事にレビューを終えたいと感じている
(対応)終わりさえすればよいのかということを考えさせ、本質的に意味がないことに気付かせる。また、効果的なヒントを部分的に見せることで、レビューを有効活用しないことがもったいないことであると感じさせる

〔Type6-2.面倒〕

(定義)レビュー自体の意義を感じておらず、早く終わらせたいと感じている(準備も不十分)

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