大沢たかお、母親から「あなたの映画は分からない」と言われていた
美味と人情にあふれる”食のワンダーランド”築地魚河岸。食のプロたちを相手に、エリート商社マンの赤木旬太郎が悪戦苦闘する姿を描く、「築地魚河岸三代目」が2007年6月に全国ロードショートとなる。その製作発表記者会見が12月12日、史上初めて築地市場で行われ、主演の大沢たかおをはじめとするメインキャストと松原信吾監督が登壇した。
主人公・赤木旬太郎を演じる大沢たかおは、祖父が実際に築地市場で中卸業を営んでいたという。その大沢は、「皆さんが仕事をしている場所で、応援の声を掛けられたり、どけと怒鳴られたりしながら、赤木旬太郎という人間になっていくさまが、リアルに演じることができて良かったと思う。僕自身、若い人対象の作品が多く、母親に「あなたの作品はよく分からない」と言われたことがある。親の世代に、ゆっくり楽しんでもらえる作品になるのではないかと期待している。」
赤木旬太郎の恋人・明日香を演じる田中麗奈は、「一人の女性のいろんな面を体験できた。人は一人では生きていけない、いろんな人に生かされているんだというセリフに重ね、いろんな方々とお芝居で絡めたと思う。本当に温かい話で、昔からある懐かしさ、人情を伝えられたらと思う。」
赤木旬太郎に想いを寄せる小料理屋の女将・千秋を演じる森口瑤子は、「千秋は、明るく優しくて、思いやりがある。この活気るある築地の中で、ちょっとだけ癒やしの存在になれていたらいいなと思って演じた。」
明日香の父で地魚河岸の仲卸「魚辰」二代目の徳三郎を演じる伊東四朗は、「見た目はおじいちゃんだけれども、田中さんが演じる明日香の父親。共演者、監督にも納得してもらい演じた。この会見場が室内かと思って来たら、吹きさらしで寒い。」
松原信吾監督は、「人生の節目にあたって選択を迫られる話で、遅れてきた青春映画にしたい。この築地市場にロケハンに来て、CGをつかって昭和30年代を再現しなくても、江戸っ子の粋、いなせ、男気が残っている素敵な場所が近くにあるという思いがした。青春映画の部分と、昔ながらの素敵な人間関係の融合ができたと自負している。」
会見では撮影中のエピソードが語られた。
セットでの撮影では築地から持ってきた魚を使っており、もって帰ることが出来きたという。ただ、伊東四朗だけは、築地市場が休みの日の設定でもって帰ることができず、また魚を食べることも出来ずに悔しい思いをした。一方、大沢は、撮影中から品定めをして持って帰り、網を買ってきて始めて焼いたら、部屋が煙で真っ白にり驚いたという。
松原監督からは、市場の中だと早く感じるターレーという車を使って、ターレーアクションをやりたかったが、一般の公道では走ったほうが速かったという話が飛び出した。
この会見を締めくくって、徳三郎が築地市場の仲間に旬太郎を紹介する、映画のラストシーンの口上を伊東四朗が再現して、製作発表は終了した。
監 督:松原信吾
原 作:はしもとみつお 鍋島雅治(小学館「ビッグコミック」連載中)
出 演:大沢たかお、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、柄本明、伊東四朗 ほか
配 給:松竹
「築地魚河岸三代目」公式サイト:http://www.uogashi3.jp/
2008年6月、全国ロードショー
主人公・赤木旬太郎を演じる大沢たかおは、祖父が実際に築地市場で中卸業を営んでいたという。その大沢は、「皆さんが仕事をしている場所で、応援の声を掛けられたり、どけと怒鳴られたりしながら、赤木旬太郎という人間になっていくさまが、リアルに演じることができて良かったと思う。僕自身、若い人対象の作品が多く、母親に「あなたの作品はよく分からない」と言われたことがある。親の世代に、ゆっくり楽しんでもらえる作品になるのではないかと期待している。」
赤木旬太郎の恋人・明日香を演じる田中麗奈は、「一人の女性のいろんな面を体験できた。人は一人では生きていけない、いろんな人に生かされているんだというセリフに重ね、いろんな方々とお芝居で絡めたと思う。本当に温かい話で、昔からある懐かしさ、人情を伝えられたらと思う。」
赤木旬太郎に想いを寄せる小料理屋の女将・千秋を演じる森口瑤子は、「千秋は、明るく優しくて、思いやりがある。この活気るある築地の中で、ちょっとだけ癒やしの存在になれていたらいいなと思って演じた。」
明日香の父で地魚河岸の仲卸「魚辰」二代目の徳三郎を演じる伊東四朗は、「見た目はおじいちゃんだけれども、田中さんが演じる明日香の父親。共演者、監督にも納得してもらい演じた。この会見場が室内かと思って来たら、吹きさらしで寒い。」
松原信吾監督は、「人生の節目にあたって選択を迫られる話で、遅れてきた青春映画にしたい。この築地市場にロケハンに来て、CGをつかって昭和30年代を再現しなくても、江戸っ子の粋、いなせ、男気が残っている素敵な場所が近くにあるという思いがした。青春映画の部分と、昔ながらの素敵な人間関係の融合ができたと自負している。」
会見では撮影中のエピソードが語られた。
セットでの撮影では築地から持ってきた魚を使っており、もって帰ることが出来きたという。ただ、伊東四朗だけは、築地市場が休みの日の設定でもって帰ることができず、また魚を食べることも出来ずに悔しい思いをした。一方、大沢は、撮影中から品定めをして持って帰り、網を買ってきて始めて焼いたら、部屋が煙で真っ白にり驚いたという。
松原監督からは、市場の中だと早く感じるターレーという車を使って、ターレーアクションをやりたかったが、一般の公道では走ったほうが速かったという話が飛び出した。
この会見を締めくくって、徳三郎が築地市場の仲間に旬太郎を紹介する、映画のラストシーンの口上を伊東四朗が再現して、製作発表は終了した。
監 督:松原信吾
原 作:はしもとみつお 鍋島雅治(小学館「ビッグコミック」連載中)
出 演:大沢たかお、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、柄本明、伊東四朗 ほか
配 給:松竹
「築地魚河岸三代目」公式サイト:http://www.uogashi3.jp/
2008年6月、全国ロードショー