ラジオコントロール玩具「メカトンボ」

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ラジオコントロール玩具(ラジコン)は、子供から大人まで幅広い年齢層に受け入れられている玩具のひとつだ。ラジコンの中でも大空を自由に飛び回れる飛行機やヘリコプターはとくに人気があり、5ヶ月で30万個売れた商品もある。そんな空飛ぶラジコンに革命をもたらしたのが、羽ばたいて飛ぶ「メカトンボ」だ。

■「メカトンボ」と航空技術

「メカトンボ」は、4枚の羽をはばたかせながら飛行する屋外専用ラジコン。付属のコントローラーを操作して前進・右旋回・左旋回の命令を出し、自由自在に空中を飛び回らせることができる。
本体は、全長が約310mm、重さが約23g。
左がコントローラー、右が「メカトンボ」本体「メカトンボ」の化粧箱
左がコントローラー、右が「メカトンボ」本体「メカトンボ」の化粧箱

ところで、「メカトンボ」は、どういった点が革命的なのか?

現在の航空機は、軍用の特殊航空機を除いて、飛行までに滑走路を必要とする。ヘリコプターは、滑走路を必要としないが、飛行速度で劣っていまう。無理にスピードを上げるために前傾姿勢をとると、浮力を失ってしまうという欠点も持っている。そこで注目を集めているが昆虫の飛行法というわけだ。

昆虫の種類で飛び方には若干の違いがあるものの、基本は羽を上下に動かしたときに発生する空気の渦を利用して飛行している。ヘリコプターのように空中で静止飛行や急旋回もできる上、突風の中でも落下することがない。昆虫の羽ばたきを飛行機に応用できれば、従来よりも遙かに高速で安定した飛行機を作れるといわれている。そんな昆虫の飛行を再現したラジコンが「メカトンボ」なのだ。
「メカトンボ」の羽を閉じた状態「メカトンボ」の羽を広げた状態
「メカトンボ」の羽を閉じた状態「メカトンボ」の羽を広げた状態

■「メカトンボ」を動かす

「メカトンボ」は、高性能で小型の充電式電池(リチウムイオンポリマー)が内蔵されており、約25分の充電で約6分の連続飛行ができる。充電はトンボ本体をコントローラー(単3×6本)に繋ぐだけと、屋外でも手軽に充電が可能だ。はばたきの速さ、旋回角度の微調整がコントローラーで操作ができる"デジタルプロポーショナル方式"を採用しているので、初めてラジコンを触る人でも操作に戸惑うことはないだろう。トンボの脚の部分は、受信アンテナになっており、電源スイッチをオンにすることで目がブルーに点灯する。
目がブルーに点灯お尻から充電できる
目がブルーに点灯お尻から充電できる

飛ばし方は簡単だ。コントローラーのアンテナを伸ばして電源スイッチをオンにするとLEDランプがする。メカトンボ本体の電源スイッチをオンにしてから、コントローラーのパワーレバーを一度だけ前方に倒すと、LEDランプが点滅から点灯に変わる。この状態でパワーレバーを前方へ倒すと、トンボの羽がはばたきはじめる。あとは、旋回レバーをゆっくりと倒すことで、メカトンボは左右に旋回する。

上手に飛ばすコツは、メカトンボの胴体を持ち、尻尾と地面の水平を保ちながら紙飛行機を飛ばす要領で手を離す。飛び始めは、パワーレバーを半分くらいにしておいて、上に向かって飛び始めてからパワーを少し落とすと、水平に飛ぶようになる。旋回する場合には、旋回レバーをゆっくりと操作しよう。急に旋回レバーを倒すと、飛行のバランスが崩れて、落下の原因となる。
「メカトンボ」を水平にかまえる「メカトンボ」が飛んだところ
「メカトンボ」を水平にかまえる「メカトンボ」が飛んだところ

付属のテイルリボンは、ラジコン初心者の練習用で、安定飛行の補助ツールとして使用する。コントローラーをよく見ると、ビギナー(BEGINNER)とエキスパート(EXPERT)という2つのスイッチが用意されている。これは旋回モードを切り替えるボタンで、ビギナーモードはゆっくりと大きな旋回、エキスパートモードは鋭角で速い旋回が可能となる。風がないのに直進できない場合には、トリム調整つまみで飛行を調整できる。

「メカトンボ」のデフォルメされた姿は、机の上に置いておくだけでも十分な存在感があり、メカニカルな部分でも大人の物欲を刺激してくれる。ご家族にお子さんがいる人であれば、キャンプや家族旅行などでのアウトドアレジャーで、驚かすこともできるだろう。

製品名:メカトンボ
希望小売価格:8,379円(税込み)
購入価格:4,980円(税込み)

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編集部:関口哲司
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