ランスとギィ・ルー新監督(68)の間で交わされた契約が27日、フランスサッカーリーグの法務委員会によって「無効」と判断された。理由はプロフットボール憲章に定められた65歳という年齢の上限を越えているため。フランス通信(AFP)などが報じている。

 ランスとルー監督は、同憲章の条項および今回の決定について、「年齢を理由にした雇用差別の禁止」を定めた欧州連合の規則に違反しているとして、フランス・スポーツ・オリンピック委員会に提訴する方針を固めている。ルー監督は「私は資格をもった監督であり、フランスの市民だ。私の存在を規定しているのは法律。その法が定めていることがきちんと守られるよう、シーズン開幕前に決着をつけたい」と語っている。