アンリのリーガ参戦を歓迎するテュラム<br>【photo by B.O.S.】

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 ティエリ・アンリのバルセロナ入りが決まり、チームメイトとして迎えることになるリリアン・テュラムは24日付のル・パリジャン紙に、「アンリは世界最高のフォワードのひとり。クラブにとっては大ニュースだ」と喜びを語った。モナコ時代、フランス代表と長くアンリと付き合いのあるテュラムは、アンリのプレーがバルセロナに適合することに「何の疑いももっていない」と太鼓判を押している。

 エトーとのコンビについても、「ふたりのプレーは見事に合うだろう。どちらも相手を尊重し合う頭のいい選手だ。加えて、ふたりにいいパスを送るメッシとロナウジーニョがいる。ひとつのチームに、これほど攻撃的な顔触れが揃うことなんて、いまだかつてなかっただろう」と興奮を隠し切れない様子だ。

 一方、アーセナルでアンリと6シーズンをともにしたロベール・ピレス(ビジャレアル)は同日付のレキップ紙に「アーセナルを去るとき、冗談で“スペインで待ってるよ”と言ったけど、1年後には本当になった。とてもうれしいよ」と語った。ピレスによれば、アンリにとってスペイン・リーグは「おあつらえ向き」。「スペインでは、偉大なフォワードこそ輝くようにできている。おまけに、バルセロナはタイトルを逃してプレッシャーがかかっている。アンリはこういう状況が好きなんだ」と説明する。ピレスは「マドリガル(ビジャレアルの本拠地)で会えるのを楽しみにしているよ」とかつての同僚にエールを送った。