地球近傍小惑星の地上・宇宙連携監視システムを構築へ―中国
6月30日は国際小惑星デーです。中国国家航天局(CNSA)は30日、地球近傍小惑星の衝突リスクに備え、早期警戒および監視支援を行うための地上・宇宙連携監視システムを構築すると発表しました。
地球近傍小惑星の衝突は全人類共通の課題です。中国は複数の地上望遠鏡の配備と宇宙空間での衛星コンステレーション(衛星群)の構築により、24時間体制で継続的に監視できるシステムを整備する計画です。
脅威となる小惑星を発見した場合、どのように対処するのかについて、専門家は主な技術として次の二つを挙げています。
一つは「運動エネルギー衝突」で、高速で衝突させることで小惑星の軌道を瞬時に変える方法。もう一つは「継続的な軌道偏向」で、重力によるけん引やレーザー照射などにより長期的に軌道をずらす方法です。
2026年6月時点で、世界では既に4万個を超える地球近傍小惑星が発見され、番号が付けられています。現時点で地球に確実に衝突することが判明している小惑星は存在しませんが、依然として多くが未発見のままであるとのことです。中国は小惑星衝突のリスク警戒モデルやアルゴリズムの開発において初期段階の成果を上げており、現在は地球近傍小惑星を対象とした業務運用化に向けたリスク警戒システムの構築に取り組んでいます。(提供/CGTN Japanese)
