ホルムズ海峡東側のオマーン湾に停泊するタンカーなどの船舶=1日(AP=共同)

 【ワシントン、イスタンブール共同】米財務省は1日、イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を巡り、海運会社に対し、イラン側に「通航料」を支払えば米国の制裁対象になるとの警告を出した。海峡の支配を強めようとするイランを強くけん制した。米軍によるイラン港湾封鎖も続けており、イランの収入源を絶ち、戦闘終結に向けてイラン側から有利な条件を引き出したい考えだ。

 イランのアラグチ外相は2日、茂木敏充外相と電話会談した。4月下旬には、出光興産の子会社が運航管理する大型原油タンカー「出光丸」がホルムズ海峡を通過。通航料は払っておらず、日本政府が通航を認めるよう働きかけたとされる。電話会談でも日本関連船舶の通航について話し合った可能性がある。

 タスニム通信によると、イラン革命防衛隊の海上部隊は1日の声明で、ペルシャ湾とホルムズ海峡を管理することで「海域を国民生活や安全の源泉にする」と主張、強硬路線を維持している。