JRT四国放送

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上板町の大山寺で1月18日、鏡餅を運んだ距離を競う恒例の「力餅」が行われました。

400年以上続くこの行事で、2026年は幼児から大人まで134人の力自慢が集まり、熱戦が繰り広げられました。

「いけ、いけ、いけ」

上板町の大山寺で行われた伝統行事・力餅。

餅を抱えて運んだ距離を競います。

戦国時代、怪力を授かった領主が、お礼に鏡餅と石塔を背負いあげて奉納したという言い伝えにちなんでいて、2026年は134人が参加しました。

白熱した戦いが繰り広げられた女性の部。

運ばれた餅は重さ74キロにもなります。

こちらは出場3回目、勝浦町から参加の久保美保さんです。

(勝浦町から参加した久保美保さん)
「日々運送業なので、力を使って米を持ち上げる。30キロえいって、30キロえいっ、ベスト3に入りたい」

お子さんも見守る中、餅もえいっと持ち運べるのでしょうか!餅を持ちました。

バランスを取りながら力強く地面を踏みしめ、前へ前へと進んでいきます。

記録は…。

「ああーすごい」

なんと70mです!

(勝浦町から参加した久保美保さん)
「重かったです」

(子ども)
「すごかった」

見事、3位入賞を果たしました。

つづいては平田歩さん。

2025年9月にボディービルダー日本一になった高校教員です。

(北島町から参加した平田歩さん)
「初出場で優勝して2年目で2位、去年5位で。あきらめずに今年もやってまいりました」

「がんばれーーー」

全身の筋肉に力を入れて抱え込みます。

ナイスバルク!!

ターンもキレてるよ!

運び終わった後には、笑顔がこぼれました。

記録は、78.4mです。

そして、その記録を塗り替えたのは、柔道部で体を鍛えあげた高校生、宇積波流花さんです。

(鳴門市から参加した宇積波流花さん)
「驚きと嬉しい気持ち」

なんと、85.5mの記録を打ち立て優勝しました。

(女性の部で準優勝した平田歩さん)
「正直悔しいです。また気合を入れ直して来年挑戦したいと思う」

続いては、男子の部。

力自慢の男たちが145㎏の餅に挑みます。

次々と挑戦しますが、重たい餅、なかなか運べません。

お遍路巡りをしている海外からの挑戦者もいました。

(アメリカからの参加者ダンキン・ミクギニスさん)
「まさか日本で145㎏の餅を運ぶなんて、夢にも思わなかった」
「とっても重い。帰ったらジムで鍛えないとね」

7割の参加者が5mに届かない記録で会場を後にする中、大会の最後を飾るのは、現在17連覇中の絶対王者・段洋司さんです。

(記者)
「強さの秘訣は何ですか」

(鳴門市から参加した段洋司さん)
「なんだろうね、最初に出た時から勝てていたからね」

さすが、王者、余裕の構えです。

餅を持つために生まれた男が目指すのは、自分超え。

「段さん頑張って」
「頑張れー」

観客が固唾をのんで見守る中、餅を抱えます。

まわりの声援に答えようと一歩一歩 足を前に。

「いける まだいける」
「いける いける」

記録はなんと45m。

熱い握手を交わしました。

(男性の部で優勝した段洋司さん)
「18連覇できたのでほっとしています、今は。今日はよく寝られると思います」

屈強な者たちが集い、競い合った「力餅」。

2027年はどんな強者が姿を見せるのでしょうか。