世界的ダンサー近藤良平さんが指導 県民参加の「コンドルズ」公演 【徳島】
世界を舞台に活躍するダンスカンパニー「コンドルズ」と県民がともに作り上げる舞台が、12月27日に徳島市のあわぎんホールで開かれます。
「コンドルズ」の主宰で、デフリンピックの演出も担当した、近藤良平さんが作り上げる舞台とはどんなものなのか、カメラが迫りました。
ここは宇宙基地なのか。
それとも地球なのか。
やってきたのは宇宙人なのか。
いや、地球人。
世界を舞台に活躍するダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰する近藤良平。
日本を代表するコンテンポラリーダンサー。
2025年、紫綬褒章を受章。
12月、東京で開かれた「デフリンピック」の開会式の演出も担当しました。
「コンドルズ」の公演が12月27日、徳島市のあわぎんホールで開かれます。
この舞台のオープニングを飾るのは、県民で作られたダンスチームです。
そのワークショップにあわせて、近藤さんは11月28日に徳島市を訪れました。
近藤良平。
舞台に咲く一輪の花。
実はここ、徳島市のおきのすインドアパーク。
午後7時前、集まってきたのは子どもたちをはじめ、老若男女、さまざまな世代の県民たち。
近藤さん、どんなことを教えてくれるのだろう。
5回開かれるワークショップは、ほかのメンバーも指導に訪れています。
しかし、多忙を極める近藤さんが教えに来るのは、この一度きり。
一度きりと思えば、冷たいコンクリートの床も気にならない。
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「デフリンピックがあって、やっと終わった、たいへんだった」
「また、これで何回かワークショップを重ねるので、そのまますぐ本番と思わなくても、僕の中ではよくて」
「みなさんが、動くことを楽しんでもらえれば」
「せーの」
いきなり盆踊りのリズムから始まった。
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「ちょっと待って、みんな真面目過ぎるから、ちょっと近くの人と目を合わせてやって」
「5、6、せーの」
会場に日本の原風景が立ち上ってくる。
「キラキラキラキラ」
近藤さんの振り付けは、子どもから高齢者、障害のあるなしにかかわらず誰にでも伝わっていく。
どんな人が見にきても楽しめる舞台を目指します。
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「桜の手話、桜の手話を少しアレンジ、桜作って咲かせた(花を)蒔く」
「今、何かほら動いた方が良いじゃないですか、ちまちましているより、そんな気分」
動きが止まった。
天から稲妻が落ちるように、身体の中を振り付けが走った。
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「えっと、こうきてこうきたら捻じって」
どんどん自由になっていく。
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「次は脳みそパッカーンみたいな感じ、これだけ」
「それ揺れてるの良いね、パーン 揺れる パーン」
「コルクをポンと抜く、わかる? そうやって抜く」
(参加者)
「コンドルズの近藤さんと一緒のステージに立てる機会は絶対ないこと。これはチャンスと思い、参加することにした」
(参加者)
「さすがだなという感じ、どんな障がいがある人も一緒に楽しめる方法とか、みんなでコミュニケーション取り合う方法とか、そういうのをダンスを通して学べる」
(コンドルズ主宰・近藤良平さん)
「踊るの苦手な人は苦手だし、踊りが得意な人もいるし、得意じゃない人もいる。世界中そう、それが、良い踊りがうまい人のためだけにあるものではない、それが最近わかった」
誰もが楽しく踊り、ダンスで幸せに。
近藤良平さんのダンスは、人種や国境の壁を越えて輪となり、つながっていきます。
(記者)
「本番どんなダンスにしたい」
「参加者」
「めっちゃきれいなダンスをしたい」
県民チームの名前は「徳島ノーボーダーズ」。
