「試合よりでかい声で話すな」サッカー日本代表、DAZN無料配信に不満噴出…ナイナイ矢部、ももクロ玉井ら “雑談枠” 開放で戦略ミス露呈
11月15日、サッカーW杯アジア最終予選第5戦、サッカー日本代表とインドネシアの対戦がおこなわれた。同日、動画配信サービス・DAZNで中継がおこなわれ、登録者以外も視聴できる無料開放が実施されたが、この試みが各所で炎上しているという。
今回、無料開放されたのは、DAZN中継のなかでも、「FanZone(ファンゾーン)」と呼ばれる枠だ。ナインティナイン・矢部浩之、ももいろクローバーZ・玉井詩織、ウエストランド・井口浩之、GENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太らがスタジオゲストとして出演し、サッカー解説者・林陵平氏と試合を観戦しつつ、トークを繰り広げた。
「配信画面では、中継の左端へ常にワイプが置かれ、ゲストたちの顔が常時映し出される構成でした。ただ、画面全体に比べ、ワイプ部分が4分の1程度を占めており、若干中継が見づらい状態でした。
また、FanZone枠は実況なし。スタジオのメンバー的にも、全体的にサッカーの専門的な話をするというより、試合を楽しみながらゆるく会話をするような雰囲気でした。
片寄さんが試合直前にスタジオ入りすると、場が一気に雑談の空気に。矢部さんが『ものすごい雨やね』と振ると、玉井さんが『童心のある選手は、雨のほうがテンション上がりそうですよね。LIVEとかでもありますよね』など、和気あいあいと話していました」(スポーツライター)
しかし、サッカーファンが聞きたいのはタレントの雑談ではなく、専門的な解説だったのかもしれない。Xでは、ゲスト陣のゆるい会話に不満が噴出しているのだ。
《ねぇごめん、左のワイプと音声ストレス過ぎるw 芸人とアイドルの感想強制的に聞かせるの誰も幸せにならないって、明らかに悪手》
《DAZNの画面、左のワイプが邪魔 実況解説じゃない芸能人のトークなんて聞きたくないし》
《ワイプは仕方ない、芸能人がいてもしょうがない、ただ!!皆サッカーが見たいんだよ。あなた達の雑談を聞きたいのではないのだよ!試合に集中できないから試合の音よりもでかい声で話すのはやめてほしい》
たしかに、サッカーの専門的な解説は林氏頼り。ゲストのなかでも、矢部は「こないだ森保監督にインタビューさせてもらったんですけど」と、ファンが気になるエピソードを織り交ぜていたが、他の3人は “ゆるさ” 担当といった様子だった。
なお、有料会員の場合は、実況に加えて、小野伸二氏、中村憲剛氏の解説が聞ける布陣となっていた。こちらの枠を開放したほうが、DAZNの株は上がったのではないか。
「そもそもDAZNの無料配信は珍しく、通常は有料会員でないと中継は視聴できません。今回は、11月6日からXで始まった企画『100万回パスをつないでみんなで#代表みようぜ』で、いいねやリポストなどのアクションが100万回を超えた場合、日本代表戦の2戦を無料開放するという試みから来ています。
DAZNとしても、これを機に有料会員を増やそうという狙いがあったのでしょう。
今回スタジオゲストに登場した玉井さんや井口さんは、過去にも何度かゲストとして登場しており、サッカー愛に関しては折り紙つき。サッカーファンからの受けも悪くないのです。
しかし、今回は常時ワイプという仕組みもあって、無料開放で初めてDAZNを利用した人から反感を買ってしまったようです。ひとえにDAZNの “戦略ミス” といえるのでは」(スポーツライター)
サッカーW杯アジア最終予選第6節中国vs.日本も矢部、井口、玉井が出演予定だが、はたして改善はあるのか……。