日本人23歳は「破壊的なドリブラー」 英メディアが選ぶ「世界の右ウイング」で17位選出
「独特な敏捷性と瞬時に方向転換できる能力を持っている」
レアル・ソシエダで躍動を続ける日本代表MF久保建英が世界屈指のウインガーとしてランクインした。
英メディア「90min」は「世界の右ウインガーベスト25」を選出。高い俊敏性とテクニックを武器とした久保を「破壊的なドリブラー」と称し、17位に位置づけた。
レアル・ソシエダで3年目を迎え、すっかりチームの中核を担う存在となっている久保。今季は公式戦13試合に出場し、3得点を決める活躍を披露している。現地時間11月10日に行われた古巣のバルセロナ戦では1−0の勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチにも選出された。
今回公開された「世界の右ウインガーベスト25」で久保はイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(リバプール/18位)のワンランク上、元アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア(ベンフィカ/16位)の1つ下となる位置する17位にランクイン。「この日本の才能はまだアウトプット・モンスターではないが、夏にリバプールとのつながりが噂された理由がある」と大きなポテンシャルを秘めたアタッカーとして評価されていた。
また、「小柄な体格だが、このレアル・ソシエダのウインガーは独特な敏捷性と瞬時に方向転換できる能力を持っている。この鋭い動きが、彼を見ていて楽しい破壊的なドリブラーにしている。彼は2022−23シーズンにソシエダのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン。サン・セバスティアンへの移籍が彼を成長させたと証明した」とも記されている。
なお、ランキングのトップ3は3位がスペイン代表FWラミン・ヤマル(バルセロナ)、2位がイングランド代表FWブカヨ・サカ(アーセナル)、そして1位がエジプト代表FWモハメド・サラー(リバプール)となっている。
久保は今年の夏以降、“サラーの後継者”としてリバプール移籍の噂が過熱しているほか、最近ではバイエルン・ミュンヘンやトッテナムからの関心も伝えられている。世界有数のウインガーとして今後もその去就が注目を集めることになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)