山内日菜子 涙の1年8カ月ぶりV 窮地での強さ発揮し一発逆転で来季シードゲット 地元宮崎開催の最終戦出場も可能に
「女子ゴルフ・伊藤園レディース・最終日」(10日、グレートアイランドC=パー72)
4位から出た山内日菜子(28)=ライク=が67をマークし、通算14アンダーで昨年3月のアクサ・レディース以来の通算2勝目を飾った。
山内が土壇場の粘り強さで、1年8カ月ぶりの勝利をもぎ取った。安田と並ぶ首位で迎えた17番で、グリーン右奥のカラーから、この日2度目のチップインバーディー。大会前時点のポイントランキング73位から一発逆転の来季シードをつかんだ。
表彰式では笑顔で話し始めたものの、今季の苦しい状況を振り返ると涙がこぼれた。「QT(予選会)のために(地元の)宮崎に帰るつもりだった」。昨季もQTランク181位で臨んだアクサ・レディースでツアー初優勝をつかんでおり、再び窮地での強さを発揮した。
今季初Vで宮崎開催の最終戦にも出場可能。QTから一転、リコー杯へ。地元への帰郷の意味も変わり「優勝して帰れるのは宮崎の皆さんにも喜んでもらえるかな」と胸を張った。