11月2日、名古屋を拠点に活動する酒井直斗が、今池ガスホール(名古屋市千種区)でデビュー15周年記念単独ライブ「酒井直斗の超独り言2024」を開催しました。6日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、公演の裏話などをリスナーのメールを交えて紹介しました。

客席に詰まった15年の軌跡

当日の名古屋市は雨模様でしたが、チケット取り置き組も来場し、会場は全356席を埋め尽くす規模だったとのこと。

酒井「会場の客席を見ている時に思ったの。『あの人は俺が19歳くらいの頃から聴いてくれている人だ』『あれは中学の同級生だ』とか。会場の観客に俺の15年間が凝縮されたようなライブだった」

客席に自分の芸歴やその中で重ねてきた出会いが現れるんだと実感したそう。
内容は、90分独りしゃべりで、リスナーからも多くの感想が寄せられました。

「素敵なピアニストの後に繰り広げられる漫談、以前より磨きがかかっていて面白かったです」(Aさん)

「酒井君の奥さんが開演前のアナウンスをしたり、元相方がピアニストをするなど、ファミリーで作り上げたステージ楽しかったです」(Bさん)

身近な人たちに助けられたライブだったことが伝わってきます。

開演までのピアノを担当したのは…

AさんとBさんが触れた、ピアノを演奏した「元相方」とは、パーマ大佐のこと。
昨年、酒井がこのライブのことをパーマ大佐に伝えると「休みを取って行くから、1時間ピアノを弾かせて」と言い、仕事ではなくプライベートで来場。
開場時から開演時まで1時間演奏してくれたとのこと。

酒井「『弾いてほしい曲を11曲くらい送ってくれ』って言われて送ったら、うまく繋いで弾いてくれたんです。でも規模の大きいライブだったから、開場時間等が早まったりするわけ。そうなると俺が依頼していた曲数では足りなくなるんだよ」

依頼していた曲数で時間が余った場合、パーマ大佐が曲を足してくれることになり、安心していたそう。前夜打ち合わせし、構成を相談するなどして迎えた当日。

パーマ大佐が弾いていると悟られないよう、舞台袖の見えない部分にピアノを置き、ピアノ先端だけがステージに出る形にしました。
ところが時間が余り、パーマ大佐が弾いたのが「森のくまさん」。
この曲によって正体が早々にバレたのでした。

妻も、会場5分前のアナウンスを担当。他の仕事を終えて駆けつけ、赤ちゃんを抱きながらやってきました。

戸井康成からのメッセージ

会場には、この番組や同局『推シマシ』・埼玉のNACK5などから花が届く中、酒井が尊敬してやまないパーソナリティの戸井康成さんからも花が。

本当は何らかの形で今回のライブに関わってもらいたかったものの、スケジュール上叶わず。

酒井「会場に着いたら、ど真ん中に戸井さんのフラワースタンド置いてあるんですよ。どう見ても昭和のパチンコ屋の新装開店みたいなやつ。
で、フラワースタンドには大体『祝15周年』『祝ライブ開催』とか書いてるじゃん?戸井さんの花には『祝 大爆笑』だよ(笑)。何書いてるんだと思ったけど、やっぱり粋だよね」

また開演30分前、私服でロビーに出るも観客に気付かれず、唯一気付いてくれたのが地元の同級生の母。
さらに「客席をのぞけばみんな沸き立つんじゃ?」と思い、扉を開けると目に入ったのは実父と妻の父が談笑しているシーン。そっと扉を閉めたと苦笑いでした。

舞台は、ブルーの袴や青スーツなど、衣装も替えつつ熱演。
時間が足りず「できなかったことは来年やる!」と早くも翌年に向けて闘志を燃やす酒井でした。
(葉月智世)
 

酒井直斗のラジノート
2024年11月06日22時04分〜抜粋(Radikoタイムフリー)