竹中直人 下積み時代に言われた監督からのショックすぎる言葉「言ったらもうそれで終わり」
俳優の竹中直人(68)が10日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。下積み時代に受けた監督からのショックすぎる言葉を明かす場面があった。
この日、映画「雨の中の慾情」(29日公開)で共演した俳優の成田凌や森田剛と出演。同作はほぼ全編台湾ロケで撮影されたもので、3人も約1カ月、台湾に滞在して撮影を行ったという。成田とは成田主演の映画「カツベン!」で共演しており、森田とは今作が初共演。
幼少期についてトークする中、竹中は「凄い寂しがり屋」だったといい、「俺の通信簿には協調性がないってよく書かれていた。スポーツはずっと、体育はずっと1だった。球技大会で女の子たちの“ファイト”って声が嫌で“うるせーよ”って。ただ、自分じゃない人間になりたいっていうのはずっと思ってた。自分が嫌で嫌でしょうがなかった。だから俳優って仕事にはずっと興味をあった」とした。
そんな竹中に、成田は「ずっと俳優の仕事やりたくて、一歩目って覚えてます?」と質問。竹中は「一歩目はエキストラで呼ばれた。青年座っていう劇団にいた頃で。西田敏行さんの劇団で、西田さんの主演するドラマのエキストラで」と回顧した。
「西田さんが屋根の上に登っていて。守衛のオジサンで。刑務所か何かが舞台だったのかな。西田さんに“そんなところ危ないから下りなきゃダメだよ”って怒ってるシーンだったんだけど、僕はバックショットだったから、“なんだ顔映らないんだ”と思って、本番の時だけ振り向いて“あ、蚊が…”とかやったんだよ。そしたら“カットカット!お前の顔なんか要らないんだよ”って。それが最初」と監督から言われたショックな言葉を明かした。
「それで“わーっ”と落ちて。“お前の顔なんて要らない”って言ったらもうそれで終わり。“そうだよね”って、それで立ち直れなかったね、1年ぐらい。それをバネにしてって性格じゃないので、ずっとただただ落ち込んでいた」と振り返った。