ポスティングでメジャーに挑戦する佐々木

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 ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムによる米大リーグ移籍へ向けた手続きを開始すると発表した。

 松本尚樹球団本部長が取材に応じ、佐々木のポスティング容認について「戦力的には痛いけど、本人の強い思いを5年間聞いてきた。今年で5年ということで、総合的に判断して容認しました」と説明した。

 米大リーグで25歳未満の海外選手の移籍はマイナー契約しか結べないため、オリックスが昨季ドジャースに加入した山本の移籍で約70億円を手にしたような高額の譲渡金は望めないが、「そこは意識せずに、本人の思いの強さとか、最終的に判断して容認した」と、夢を後押しする形となった。

 今後はすぐに申請手続きに入るというが、実際に書類を提出し、申請が完了するのは12月10〜15日ごろの見込みだという。大舞台に挑戦する右腕に、松本球団本部長は「日本代表でもあり、ロッテの代表でもある。世界で頑張ってほしいですね」とエールを送った。