吉田優利はツアー初優勝圏内の4打差4位 服部道子プロ「気持ちが違う」と期待
米女子ゴルフツアーの「ロッテ選手権」3日目(8日=日本時間9日、ハワイ州エワビーチのホアカレイCC=パー72)、首位から出た吉田優利(24=エプソン)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算10アンダーに伸ばしたものの、首位と4打差の4位に後退した。
前半はイーブンと我慢のゴルフが続く中、16番パー4でスコアを落とし、迎えた17番パー4、続く18番パー5と上がり2ホールで連続バーディー。なんとかアンダーパーとした。吉田は「ショットの調子が良くなくて不安だったんですけど案の定、自分の距離が来なかったりとか、バーディーチャンスにつけられなかったのかなと思います」と振り返った。
3日目を終えて優勝争いを繰り広げている吉田は、ツアー残り2試合となる中で来季シードを獲得できていない。すでに「最終予選会」の出場を見据えているが、今大会で上位につければ、来季も限定的に出場できる100位以内も見えてくると同時に、ツアー初優勝となればシード確保も現実となる。
試合を中継した「WOWOW」で解説を務めたパリ五輪ゴルフ女子代表コーチの服部道子(56)は吉田について「イーブンと1アンダーでは気持ちが違います。17、18番と苦しんだ中でもしっかりと取り切ったのは明日(最終日)に向けて力になってくれる」とコメントし、初Vを期待していた。