『ダウンタウン』松本人志が″訴訟取り下げ”に至った「被害女性への尾行&買収報道」

写真拡大 (全2枚)

お詫びを公表したいとの連絡が

性加害を報じた週刊文春に対し、名誉毀損で5億5000万円の損害賠償を求め民事訴訟を起こしていた『ダウンタウン』松本人志が11月8日に訴えを取り下げた。松本は弁護士事務所を通じ、

《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。》

とコメントを発表。

裁判で対象になった女性だけでなく、会合に参加し不快な思いをした人たちに対しても謝罪した。

対する週刊文春は編集長名義で次のように声明を発表している。

《原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです》

「8月14日に行われるハズだった 2回目の弁論準備手続きが延期になったあたりから、文春と水面下で和解交渉をしていたと言われています。実際、松本側の代理人を務める田代政弘弁護士は和解交渉について“否定も肯定もしない”と話していましたからね」(スポーツ紙記者)

そもそも、《事実無根なので闘いまーす。》と法廷闘争に持ち込んだのは松本側。

それなのに被害女性への謝罪コメントまで出しての“終戦”は、かなり不本意だと思われるが……。

出廷することをやめるように

「7月に週刊文春が松本側から被害女性A子さんへの“尾行”と“証人出廷への妨害”を報じたことが大きかった。A子さんが長年、松本の性加害を相談していた弁護士が実名で登場。田代弁護士から“出廷することをやめるように”と依頼があったと主張。さらには“A子さんと不倫しているのでは”と田代弁護士に言われ“記事になるかもしれない”と脅しのようなことを言われたと告白していました」(女性誌記者)

これらの件について田代弁護士側は否定したが、松本の了承のもとに調査会社に依頼して、A子さんを“尾行調査”したことは認めている。

「この報道が出て”裏でこんなことしていたんだ”と、世論は松本側にかなり厳しくなった。また、“裏工作”が発覚したことで、裁判所の心象もかなり悪くしてしまった。さらには、A子さんの知人として弁護士さんが実名で証言する可能性が出てきたのも、松本側には大きなプレッシャーになったと思いますよ」(ワイドショー関係者)

注目された裁判は松本側による“訴訟取り下げ”という形での幕引きとなった。果たして、この結末は松本の芸能活動にどんな影響を与えるのだろうか――。